2021年、フジサンケイレディスは有観客試合。
風も無く晴天。絶好のゴルフ日和で初日を迎えました。
大会初日
本当に穏やかな好天恵まれ、順調に全選手がスコアを伸ばしました。
コンパンクションが23、スティンプが10フィートと、最もスコアが出やすいコンディション。
高麗グリーンでなければ、あと2打くらいは伸ばせたんじゃないかと思います。
こうなると、当然、混戦の上位陣。全体がこちら。
難しいコンディションになると、もう少しバラけるのですが密集です。
首位が-6の永峰咲希さんですが、イーブンパーが40位タイで52選手です。
まるで、先週のデジャブかと思うような初日です。
川奈名物の風が無かったので、本来は難しい18番。
多くの選手がセカンドをアイアンで、飛ぶ選手はショートアイアンでした。
中継で戸張さんが、来年からは絶対に1つ後ろのティーを使うって断言していましたね。
それだけ、ここ数年、女子プロゴルファーの飛距離やアスリート化は目覚ましい。
さて、そんな初日なので、明日以降から本当の戦いになりそうな予感です。
ボギー先行ながら7バーディーで巻き返した田辺ひかりさん。
大会2日目
大会2日目も、穏やかな天気。若干の風はありましたが、川奈にしては微風。
ですから、伸ばし合いの2日目となりました。
中継が昼からふんだんにあったので、見られた方も多かったと思います。
本当に各選手のレベルが上がったことを実感しました。
そして、伸ばし合いの上位陣。全体がこちら。
山下さんオシの自分が驚いてしまう、まずは、単独首位です。
自分のゴルフが出来ていると、解説陣も私も思うのですが、
この日は長身&飛ばし屋の渡邉彩香、原英莉花と同組だ。ところが、まったく気後れすることはなし。「渡邉さん、原さんの飛距離はわかっていた。うらやましかったことは、パー5の第2打でアイアンか、ユーティリティーで2オンを狙えることです。いいなぁと思いながら見ていた」という。ラウンド中は、「身長の話題になって、お二人は子供の頃、背が高いことがイヤだった-と話してくれました」。
身長、150cmはひときわ小さいのですが、プレースタイルは真骨頂なのかもしれません。
とは言え、全くの混戦であることは確かです。
3位タイで頑張った、田辺ひかりさん。
何と言っても、今日は師匠が66を出したってのも、大したものだと思います。
とは言えですよ。全く上位は密集です。
2日目を終えても、全く優勝の行方、スコア、選手は見えてこないです。
もちろん、山下さんが単独首位に立ったのはニュースです。
しかし、2位には、無双状態の稲見萌寧、3位には申ジエさんもいるのです。
2日目終わりの時点で誰が勝つなんてことは言えないと思います。
さて、とりあえずおめでとうございますは、ホールインワンですね。
ペソンウさんが達成。600万円ゲットです。
大会最終日
最終日は、本命と目される最終組の動向に目がいきました。
山下さんが昨日までのパッティングのタッチが出ない中、猛チャージがありましたね。
最終日に爆発の小祝さくら
最終日怒涛の-7と一気に追い上げたのが小祝さくらさんでした。
「きょうは5アンダー出して、ササッと帰ろうと思っていた。渋滞とか嫌だから。意外に7アンダー出てびっくりした」
「きのう、一昨日と入らなかったパットがきょうはたくさん入った。きのうまでは打ててなかったが、きょうはフィーリングが合っていた」と振り返った。
小祝ワールド入ってますが、見事に2日間のうっ憤を晴らした感じです。
しかし、優勝は、
やっぱり強かった稲見萌寧
強い!としか言いようがないですね。
毎週、毎週優勝争いをする、気力、体力だけでも大変なものだと思います。
そして、勝ち切る強さはハンパないと思います。
いったい、どこまで行くのでしょうか?
健闘した山下美夢有
ショットは全体に悪くなかったと思います。
ただ、パッティングのタッチが少しずつ弱かった。
それでも、果敢に挑んでいった姿は、さわやかな印象を残してくれました。
こちらも、体力、気力とも充実しているので、ツアーの主役になりそうです。
ミレニアム世代もしっかり
最終日は古江彩佳さんが、怒ったぞーのチャージで3位タイまで急上昇。
そして、注目していた怪我からの復帰戦、安田祐香さんも、プロ初のTOP10です。
西村優菜さんも、しっかりと13位でまとめましたので、地力ですね。
しかし、稲見萌寧さんの強さは、どこまで続くのでしょうか?
最終の上位陣。全体がこちら。
コメント
稲見さん強いですねー。
山下さんもさすがですが、ぎりぎり予選通過から追い上げた小祝さんも流石でした。
それにしても吉本ひかるさんの17番ホール、私も悪夢が蘇りました。
普段は16番ですが、奥の谷底のようなバンカーから行ったり来たり。
かつてジャンボがあのバンカーからチップインバーディさせたんじゃなかったかと思いますが
信じられません。
いつも、ドラマを呼ぶホールですね。しかし、稲見さんの、ハンパない強さが光りましたね。これだけ層が厚い中、さすがとしか言いようがありません。