アベレージゴルファーからシングルプレイヤーへ。上達志向のある方は目指しますよね。会員権なし、自己流でシングルゴルファーになった座和が、ここだけは抑えておきたい練習方法、思考方法、コースマネージメントを書いていきます。
ローマは1日にしてならず。
ゴルファーも、ある日突然、シングルプレイヤーにはなりませんよね。
各段階で、乗り越えなければならない壁があります。
1つずつ見ていきましょう。
①:まずはアベレージ85を目指す
100切りを達成された方、スコアが90前後で何となくまとまっていませんか?
それには理由があって、良いスコアを出したいという気持ちが先行しているからです。
もちろん、その人なりの原因はあると思います。
練習場では上手くいくのに、本番ではミスショットが出る
欲を出して、無理やり、パー狙いをする
ドライバーで、必ずOBが出てしまう
パッティングをはじめとして、ショートゲームが苦手
主な要因は、こういったあたりでしょうか?
100は叩かなくて良かった、そんなラウンドが多くありませんか?
こういった方は、まず、アベレージを85に持っていきたいです。
✓80台でラウンドするポイント
実は、個人的には、アベレージ80台が、最もゴルフは楽しいと思っています。
スコアもですけど、内容的にも良いショットが多いし、バーディーも取れているかもしれない。
楽しむという面では、十分じゃないかとも思います。
しかし、どうしてもシングルになりたければ、工夫や努力が必要です。
例で挙げた通り、90を叩いてしまうのには、必ず原因があります。
そこをまず、分析することが、上達には必須です。
分析をするには、まず、記録を取っておかなければなりません。
それは、ラウンド後の記録ではありません。
ショット毎の記録をしていくということですね。
ショット毎の記録方法
これは、簡単かつ原始的な方法をおすすめします。その方法はショット毎に、
加えて可能であればですが、
この2つが分析の基礎となります。
方法はスマホのアプリやメモ帳を使うのも良いですが、
普通にスコアブックと同等サイズの手帳がおすすめです。
記録した内容をスコアとともに記録する
スマホアプリが普及したことで、全てそれを利用という方も多いと思います。
もちろん、スコアを記録するだけでしたら、それで大丈夫です。
しかし、短期間で上達を目指すのであれば、ゴルフノートは必須だと思います。
なぜ、メモやゴルフノートが必要なのか?
それは、感覚ではなく、事実として改善ポイントが見つかるからです。
詳しく説明しましょう。
例えば、トリプルボギーを打ってしまったホールがあるとします。
ダボはまだしも、トリは確かに痛い。
気持ちとしては、このホールが強く印象に残ります。
しかし、このホールだけ見ると、純粋なスコアは+3なのです。
さて、他のホールや記録したショットの質はどうですか?
実は1ホールの+3よりも多く出たミスが浮かび上がってきませんか?
あぁ、自分はラフからグリーンを狙うショットでミスが多いな
グリーン周り20ヤード以内のミスが多いな
10mから15mの範囲で3パットが多いな
こういった事実が、あぶりだされてくるのではないでしょうか?
そうなると、そこが初めて弱点とわかり、改善ポイントともなるのですね。
②:パッティングを改善する
シングルプレイヤーになるために最も必要な技術、
これは何よりもパッティングだと思います。
理由は、上手いアマチュアでも、パーオン率は恐らく30%台でしょう。
そして、アプローチの寄せワンも、多くはないと思います。
それから逆算すると、36パット打っていては、シングルにはなれません。
パーオン率を向上させるか、寄せワンの回数を増やせば別ですが。
ですから、限りなく、30パットを目標にしたいです。
ちなみに、私の過去1年のスタッツはこうなっています。
パット数は、平均で30.9です。
ですから、全体としては、こうなります。
ベストスコアが出たときは、パーオンが多く、バーディーが取れていることがわかります。
パーオン率を上げるのは、なかなか難しいです。
そうなると、パット数を減らしたい。
シングルを目指すのであれば、32くらいを目標としたいです。
そのためには、2つの練習が必要ですね。
これは、ライン読みと距離感だけ考えれば良いです。特に距離感、そして残すライン。
古江彩佳さんは、コースに行くと、まずこの練習をします。
これはひたすら家で練習しかないと思います。
ラウンド前にも練習はするでしょうけど、参考値だと割り切ります。
入るイメージさえ持てれば良いので、80cmを入れるを練習だけしても良いと思います。
こちらの動画もご参考にどうぞ。実践的です。
③:距離を落としてもフェアウェイキープする
もちろん、冬のラフとかで状況が良ければ、さほど問題ではありません。
しかし夏のラフは手強い。
そこからパーオンさせる確率は、グッと減ります。
ショートゲームが抜群に上手ければ別ですが、なかなかそうはいきませんよね。
となると、飛距離を落としてもフェアウェイキープなのです。
マン振りして230ヤードだったしましょう。
コントロールショットをしても、210ヤードは出るものです。
そうなると、パー4だとどうですか?
持つ番手が2つ変わるだけです。
6800ヤードとかのコースでしたら話は別ですが、6500ヤード以内だったらどうでしょう?
セカンドで持つ番手が、9番から7番に変わるくらいなのです。
ラフや林から打つ9番よりも、フェアウェイからの7番の方が条件が良いことが多いです。
④:ショートゲームで致命的なミスはしない
致命的なミスと言うのは、ざっくりやトップですね。
シングルを目指すのであれば、ミスしてもとりあえずはグリーンに乗せておきたいです。
5下を目指すのであれば、1ピン以内に寄せたい。
しかし、ハンデ9を目指すのであれば、5mに寄れば、良しだと思います。
間違いなく2パットではいくでしょうし、上手くいけば1パットです。
むしろ、ウェッジだけ練習していても構わないくらいです。
大江香織さんは、100球あったら、50球はウェッジを練習します。
中井学さんは、100球のうち、70から80球はウェッジの練習です。
シングルを目指す皆さんはどうでしょうか?
私が住んでいるところには、鳥かごがあります。
自宅にアプローチ練習ができる環境を作った、ツワモノもいますしね。
どちらにしても、全てのショットはウェッジから始まると言っても過言ではありません。
コントロール、距離感、芯に当てる、弾道を作る、全ての要素が詰まっています。
そんな環境は無いと言う方も多いですよね。
そうなると、家で練習できる効果的な方法はこれです。
皆さんもパター練習は家でされるでしょう。
私の使っているものはスタンダードなものですが、これを使い1バウンドでカップインさせます。
50度と56度のウェッジ両方でやるのですが、90%の確率で入ります。
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いずれにしても、ウェッジが不得意であると、シングルへの道は遠いです。
⑤:ショット練習は弾道と曲げを意識する
さて、やっとショットの話になります。
この優先順位にしたのは、既にシングルの手前まで来ている方を対象としているからです。
さて、皆さん、練習場で真っすぐ打つ練習ばかりをしていませんか?
また、飛距離だけを練習の目安にしていませんか?
シングルを目指すのであれば、ここは発想の転換をしたいです。
それが見出しにした、「弾道と曲がり」なのです。
芯、または、その近くに当てるのが基本ですけど、出球をコントロールしたいです。
通常のショット、ハーフショット、スリークォーター、高低の打ち分け、
こういった練習をメインにしたいです。
そのためにも、ウェッジの練習が大切になるということですね。
どのクラブにも言えますが、ショットは球を飛ばすのではなく、運ぶものです。
その運び方を練習するということです。
次にその運び方に関連しますが、
これも、極端なインテンショナルでなくても構いません。
少しフック、少しスライスを打てるようになりたいです。
と言うのも、これをやると、「どうしたら真っすぐ打てるか」が分かるからです。
そして、「真っすぐ打たなくても、思い通りに球が飛んでいく感覚」が身に付くからです。
実際にプロは、真っすぐ打つという意識を持っていません。
結果としてストレートになっても、必ずドローやフェードの意識を持っています。
これは、ドライバーからウェッジまで全てでです。
せっかくの打ちっ放しなのですから、むやみに真っすぐ打つ練習だけでは物足りない。
曲げる球を打ててこそ、シングルを目指せるショットが打てると思います。
例えば、そう考える理由の1つに、コースにおける傾斜があります。
コースでは、全く平坦という場所はありません。
必ず多少なりとも傾斜があるので、真っすぐ打つつもりでも、球は傾斜なりに飛びます。
これに適応するためにも、曲げる練習は大切なのです。
⑥:奇跡は稀にしか起こらないから奇跡 普段は実力通り
これは、大括りにすると、メンタルコントロールになるかもしれません。
ゴルフは性格が出ると言いますが、結構当たっていると思います。
平均して良いスコアを出せる人は、感情面も落ち着いている人が多いです。
逆に、ショット1つ1つは良いのに、スコアが作れない人は感情の浮き沈みが激しい。
ただ、これは良い悪いではないですよね。
特に性格は変えられません。
ただし、性格と似て非なるものがあります。
それは、対応力です。
対応力とは?
分かりやすい例えをあげましょう。
もし、本当は自分が物凄く暗い性格だったとします。
それでも、会社に出勤したときに、職場の皆に笑顔で、「おはようございます!」と言う。
そうすると、「あいつは明るい性格だな」って思われます。
性格と対応力の差はこういったところにあります。
それが習慣化してくると、そもそもの性格がどっちかなんて、関係なくなりますよね。
ゴルフに於ける対応力
では、ゴルフの場合はどうか?これも、ざっくり言うと習慣です。
普段の練習以上のショットは、まず打てない。過度な期待を自分にしないことですかね。
いくら、その1打に気合が入っていて、ここ一番と思ってもです。
パー5でセカンドが残り200ヤード、5番ウッドを持ったとします。
練習場では9割がた上手く打てる、でもラウンドでは9割がた失敗する。
これって、あるあるだと思います。
では、実力はどっち?と言えば、本番ラウンドの方なのです。
対応力を上げていくには?
それでは、対応力を上げていくにはどうするか?
これは、小さな成功体験を積み上げて、徐々に上げていくしかないと思います。
対応力で言う、毎朝、笑顔で挨拶くるのが苦痛でなくなるようにという考え方です。
200ヤードは乗らない、では180ヤードは?150ヤードは?
おそらく確率は上がってきますよね。
でしたら、確率の良い方を選ぶ方が、スコアを作ることができます。
ミスショットをどのようにとらえるか?
では、思いがけないミスが出たとしたら?
私で言えば、OBは年に1回くらいですが、出るときは出る。
でも、OBが年間でゼロなんてことは、シングルだってそもそも無いのです。
だから、「まぁまぁ、ここで来たか」くらいに受け流します。
罰打がつくので、そのホールは如何にダブルボギーで上がるかに専念します。
対応力で書いた、笑顔で挨拶されれば大抵の人は気分は良くなります。
それでも、気に入らないって人も稀にいますから、そういうものだと考えるに限ります。
それは、ミスショットにしても然り。
完璧なゴルフが出来たならば、シングルどころか、54ストロークであがってこれます。
・・・VISON54ですね。
スコアはあくまで結果
誤解を恐れずに言えば、世界中のゴルファーは、全員これより下手なのです。
そう自分で納得できれば、結果は全て受け入れることができます。
例え、ツアープロであったにしても、その1打で人生が終わるわけではありません。
1打で数百万円の賞金が変わることもありますが、逆に言えば、それだけです。
ましてやアマチュアです。
ミスした1打は戻らない。でも、いつか取り返すことができる1打です。
その1打をミスしたら、今後ゴルフは一切出来ませんと言われている訳ではないのですから。
そんなことを考えるより、次の1打をどうするか、考えを切り替える方が大切で得ですよね?
ミスは単なるミスとして、感情とは別の箱に入れ、分けて考えます。参考記事はこちらですかね。
⑦:必須となるマネジメント
このマネジメントは、コースのみならず、あらゆる管理を意味します。
まず思い浮かぶのは、スコアメイクのためのコースマネジメントですね。
これについては、既に記事を書いていますので、こちらをご覧ください。
そして、あらゆる管理とは、ラウンドだけではないということですよね。
例えば、ラウンドする前のルーティーン。
コースに行く前、少なくとも3時間前には起きる、コースには1時間前に到着するなど。
また、打ちっ放しにしても、打つ球数、重点的に練習する項目をあらかじめ決めておく。
こういったマネジメントを日常化することも大切なのです。
規則正しい生活も大きな意味で含まれます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
そんなことまでと思う方もいれば、もうやってるよという方もいらっしゃるのでは?
もちろん、私の言うことが全てではありません。
極端な話、週に何回もラウンドする方であれば、経験と比例して腕前も上がるでしょう。
しかし、私はラウンド数も練習量も少ない。
そういった中で工夫しているのが、今回書いた7つのポイントです。
ご参考にしていただければ幸いです。
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