勘違いあるあるシリーズ第3弾となります。
第1弾の体重移動と第2弾の軸で、何となくゴルファーっぽくなったスイング。
ここから、コンスタントに100切りを目指すようになりました。
第1弾と第2弾のリンクを貼っておりますので、よろしかったら読んでみてください。
そもそも蹴りって何だ?
蹴りという表現を聞いたときは、???と思いました。
当時、先輩から言われた言葉ですが、先輩曰く、「岡本綾子のスイングを真似しろ」でした。
1990年ころは、岡本綾子さんのスイングは美しく、アマチュアの手本になるものでした。
先輩曰く、
岡本綾子はフィニッシュで右足の裏がきれいに見えてるだろ?あれが蹴りだ。
そう言われても正直、チンプンカンプンでした。
だって、「蹴りって、サッカーとかじゃないの?」です。
とりあえず蹴って見た
しかし、そう言われたからには、トライしてみるわけです。
トップからインパクトに向けて、蹴りを意識した素振り。
これが、全くとんでもない軌道になります。
だって、普段は両足でバランスを取っているのですから、蹴ったらねぇ。
当然右足は前に出るので、まともなスイングにならないのです。
先輩は言うだけで、あとは体で覚えろという、いかにも昭和な態度。
当時は動画もなく、ゴルフ雑誌の分解写真とか見て、必死に独学したものです。
分解写真をよーく見てみた
確かに分解写真を見ると、フィニッシュで右足の裏が見えている。
もちろん、体重は左足に乗っています。
問題の1つは、そのタイミングなのですよね。
普通、蹴りって言われれば、ボールに向かって、軸足である左足に体重を乗せる。
ただし、ゴルフで言えば、事前動作で左足に体重を乗せることはありません。
右足がめくれるのは、インパクトの直前、または直後からでした。
ふーむ、これは一般で言われる、蹴りとは全く違うのだと思いました。
結果として蹴っているように見えるんじゃないか!?
そして私が自分なりに考えた答えが、結果としてそう見えるんじゃないか?です。
試しにベタ足でフィニッシュまで振り抜き、打ってみます。
そうすると、飛距離は出ないものの、それなりに飛んでいきます。
もちろん、ベタ足なので、左足1本では立てるフィニッシュになりません。
そこから、少しずつ左足に体重をかける度合いを増やしていきました。
すると、インパクトの直前に、右足に荷重がかかっていることがわかったのです。
要するに反動ではないのか!?
となると、右足を踏み込んだ荷重を開放してやるときに、蹴っているように見えるのでは?
それが私がたどり着いた答えでした。
この考え方は、今でも変わりません。
最近流行の、地面反力やGGスイングも、大雑把に言ってしまうと、荷重の反動。
自分のタイミングやバランスでは、フィニッシュでジャンプまではいかない。
ですから、無理して蹴る意識を作ると、普通に振れないのです。
意識から排除した「蹴り」という表現
と言うことで、蹴りは私にとって違和感だらけなので、意識から全く除いています。
今でも、「蹴る」という表現がゴルフスイングでも使われます。
蹴りの意味というか、本質を考えてみることが大切だと思います。
逆に、「蹴り」が、しっくりくるゴルファーの方っていらっしゃるんでしょうかねぇ?
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