例年であれば、GW中でギャラリーもにぎわうパナソニックオープンレディース。
コロナ禍により、今年は無観客開催となりました。
大会初日
前日までの雨もあがり、晴天。しかし、風が強くなった初日でした。
グリーンは徐々に硬く、そして速くなったので、11フィート以上になったと思います。
さて、初日の結果は、
植竹希望さんが、-6で単独首位発進となりました。上位陣、全体がこちら。
リーディングを長く貼ったのは、顔ぶれが違うことと、混戦のためです。
・・・上位陣を見ると、何の試合?とも一瞬思います。
首位が-6ですが、イーブンパーが53位タイで69人と混戦です。
本当に国内女子ツアーは、選手の密度が高くなりました。
事前記事で書いた、リランキング組とアマチュア勢が目立つように思います。
これは、優勝争いよりも、まずは明日のスコアが気になります。
天気は悪くなさそうですが、風ですよね。
それと、基本的に浜野GCはティーショットでプレッシャーは少ない。
ピンを攻めてバーディーを狙い、ショートサイドに外してもパーセーブを頑張る。
あとは、パッティング次第ということで、予選カットラインも気になります。
明日も楽しくがんばろー
— 植竹希望 (@nozomi_nonsuke) April 30, 2021
大会2日目
ひと言では語りつくせない、ドラマチックな2日目でしたね。
急きょ、自分がゴルフに行ってしまったので、帰ってからインターネット中継を。
しかし、雷雲接近により中断。その前には、原英莉花さんの、見事なホールインワンあり。
中断の影響は大きく、最終組のホールアウトは日没後。
選手、関係者の皆さん、大変お疲れ様でした。
相変わらず、大混戦の上位陣。全体がこちら。
前回、2019年大会もでしたけど、中断あり、ホールインワンありでした。
・・・前回大会は、最終日にだったのですけど。
さぁ、いろいろとありますが、優勝争いは全く見えません。
安定感抜群の古江彩佳さんが首位で、堅実な西村優菜さんもいる。
ということは、上位陣が落とす展開は想像しがたい。
むしろ、誰かが爆発しそうです。
すると、優勝スコアは、少なくとも二けたアンダーにはいきそうです。
一方で、-6、-5といったところに実力者ひしめいていますし、
何なら、-4には小祝さくらさんもいて、ワンチャンスあると思います。
となると、優勝争いは、6位タイまでの10人。
もしかすると、11位タイまでの16人が入るかもしれません。
お天気同様、全く優勝争いの予想がつかない感じです。
暗闇の中、最終18番、ナイスパーセーブの植竹希望さん、頑張って欲しいなぁ。
でも、誰が勝っても文句ありません。
2日目にして、既に素晴らしい試合だと思います。
大会最終日
もちろん、天気予報では出ていたものの、予想を上回る強風。
強風ときどき突風というコンディション、風だけで言えば、ほぼ全英女子オープンです。
全英女子オープンと言えば、去年を思い出す、
上田さんは、鉄壁のメンタルと、磨いた技術でキャリアハイの6位に入りました。
上田桃子 渾身の勝負
この試合、最終日。上田さんは、全英を彷彿させるようなプレーを展開しました。
そして、大里桃子さんとのプレーオフになり、
今年から9番のパー3がプレーオフホールとなりました。
例えば、5番アイアンで強風の中、コントロールしてきた技。
難しいショートゲームを決めきったメンタル、見事な勝利だったと思います。
最終日の上位陣、全体がこちら。
優勝した上田さんはじめ、最終日の上位陣にアンダーパーがいない。
それでも当然と思えるほどの、厳しいコンディションでした。
価値ある、上田さんの最終日、ホールバイホール。
優勝者が最終日バーディー無しというのは記憶に無いのですが、それも良いでしょう。
最終日のパーは、バーディーに匹敵するホールも多々あったのです。
負けても印象に残った大里桃子
プレーオフで惜敗となったのですが、良い戦いでした。
インターネット中継では、その戦いぶりを存分に見ることができました。
クラッチパットを良く決めていたと思います。
実力の片りんを見せた岩井明愛
大会前から注目していたアマチュア勢。
最上位は、岩井ツインズの姉、明愛さんでした。
結果のタラレバになりますが、18番惜しくも外れたイーグルパット。
あれが入っていれば、プレーオフに残っていました。
しかし、強靭な体から放たれる豪快なショット。
ツアーに出始めたころの、みっすーを彷彿させましたが、みなさんはいかがでしょう?
プロテスト合格に、十分期待できるであろう実力を示してくれました。
辻村明志コーチの熱量
途中、冷静な上田さんに比べて、キャディをしていた辻村コーチの熱量がハンパなかった。
コーチですから、勝たせたいのはもちろんでしょうけど、こんなこともあったのですね。
指導を仰ぐ辻村明志コーチとは「2、3週間はずっと話し合っていた」。もともと休養を決めていた「フジサンケイレディスオープン」と同週にコーチと茨城・大洗で2日間の合宿を敢行して解決を急いだ。「泣きながら『勝てる気がしない』と言われて、ガチだなと思った」と、今大会でキャディを務めた辻村コーチは振り返る。
これは、熱が入るのもわかります。
全英女子オープンでもタッグを組んだ2人。
スゲー、カッコ良かったです。
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