日本人選手3人が出場した、アメリカLPGAの最終予選会Qシリーズ。この結果を受けて、勝みなみ、西村優菜、識西諭里3選手の今後の出場機会と可能性についての予想です。勝みなみさんはUSLPGAツアーの前半戦をフル参戦できますが、西村優菜さんは迷うところです。
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Qシリーズ5位の勝みなみ
Qシリーズを5位で突破した勝みなみさん。
これは文句なくUSLPGAツアーの前半戦フル出場権をゲットです。
2023年のUSLPGAツアーのスケジュールを確認してみます。
初戦は、1月にある、ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズですが、これは前年度の優勝者が出場する試合のため出場権はありません。
これ以降で見ると、春のアジアシリーズが以下の日程であります。
ホンダ LPGAタイランド
2023/02/23~02/26
HSBC女子世界選手権
2023/03/02~03/05
ブルーベイLPGA
2023/03/09~03/12
但し、上記の試合は出場選手が限られているため、Qシリーズ勝ち上がり選手の出場は微妙。
推薦が出れば出場できますが、順当に行けば、2023/03/23~03/26に開催される、LPGAドライブオン選手権には確実に出場できます。
Qシリーズ24位の西村優菜
西村優菜さんは、24位タイでQシリーズを終えました。
この順位は非常に微妙です。
45位以内に入ったので、「ツアーメンバー」の資格は得ました。
一方で出場の優先順位は高くなく、出場試合は限られる位置です。
2022年の実績で言えば、最速だと、2023/03/23~03/26に開催される、LPGAドライブオン選手権には出場が出来そうです。
また、2023/03/30~04/02開催のDIOインプラントLAオープン、2023/04/12~04/15ハワイで開催される、ロッテ選手権にも出場が可能となる順位です。
とは言え、その次の試合、メジャーのシェブロン選手権の出場は微妙です。
そうなると、2023年の出場スケジュールが非常に立てにくいのが現実。
アジアシリーズに推薦出場の可能性があれば、海外ツアーを主戦場とする考え方もありますが、以降の限られる出場試合を考えると、「USLPGAツアーと国内ツアーの二刀流」か「国内ツアー主戦場」と2つの選択肢があります。
もちろん、推薦出場、マンデートーナメント、ウェイティングなどで、海外一本に絞る選択肢もあります。
USLPGAツアーでは例年5月にリシャッフル(日本で言うリランキング)があり、出場優先順位の見直しも行われますので、これは、本当に悩ましい選択になると思います。
限られた前半戦の出場でも、上位に入りポイントを稼ぐことが可能と判断するかどうか、悩みどころです。
Qシリーズ75位の識西諭里
ファーストステージから勝ち抜いてきた識西諭里さんは、最終で涙を飲みました。
この順位だと、ほぼトップツアーの出場は叶いません。
一方で、下部のエプソンツアーへの出場権は確保しています。
但し、エプソンツアーは競争が激しい上に、賞金額は低い。
そうなると、主戦場として戦うには、資金面で赤字となる可能性が高いです。
このため、識西諭里さんは、ヨーロピアンツアー(LET)の予選会を受ける予定です。
※エントリーは済ませています。
日程と会場は以下の通りです。
Real Golf La Manga Club – North Course & Real Golf La Manga Club – South
Spain
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