2022 女子ゴルフルーキー新人賞は誰か？　第2ステージ

2022年女子ゴルフのルーキーは複数選手がQTやリランキングをクリアして、初優勝やシード権獲得に向かっています。第1回リランキングクリア後、佐久間朱莉さんがルーキー勢でトップ。中盤戦の戦いの中からルーキーをピックアップして、新人賞までの道のりを追いかけていきます。

前半戦での戦いは、以下の記事にまとめています。

2022 JLPGA 新人賞への道　前半戦

2022年シーズンもルーキーイヤーから活躍する選手が複数名います。思い起こせば、昨年、2020-21シーズンは、古江彩佳さんが新人賞と最優秀選手賞を同時受賞しました。2022年シーズン、ルーキーの活躍を追いかけ、新人賞への足跡を記録していきます。

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2022.07.11

ちなみに、前半戦終了時、メルセデスランキング上位は以下の通りです。

第20戦　大東建託・いい部屋ネットレディス終了時

大東建託・いい部屋ネットレディスでのルーキー勢の活躍ですが、上位順に11位T：岩井千怜（54.00pt）、14位T：佐藤心結（40.50pt）、14位T：リハナ（40.50pt）、20位T：成澤祐美（27.00pt）、25位T：上野菜々子（20.25pt）、29位T：佐久間朱莉（14.81pt）、38位T：小倉彩愛（7.77pt）、38位T：泉田琴菜（7.77pt）、49位T：浜崎未来（4.38pt）、57位：阿部未悠（3.45pt）、58位T：植手桃子（3.15pt）でした。この結果、上位5選手は以下の通りとなりました。※この試合から、メルセデスランキング上位順の表記とします。

佐久間朱莉さんの1位、後藤未有さんの2位は変わらず。
この試合で、14位タイとなり、40.50ptを獲得した、佐藤心結さんが、3位に上昇です。

第21戦　楽天スーパーレディース終了時

楽天スーパーレディースは、勝みなみ選手が、史上初、4日間大会をノーボギーで優勝するという見事なプレーを展開しました。
一方で、ルーキーたちも健闘したプレーを見せました。
決勝ラウンドには、13選手が進出です。
成績は上位順に、10T：岩井千怜（57.50pt）、13T：内田ことこ（49.50pt）、13T：仁井優花（49.50pt）、15：上野菜々子（45.00pt）、16T：佐藤心結（36.00pt）、16T：天本ハルカ（36.00pt）、21T：小倉彩愛（24.75pt）、21T：阿部未悠（24.75pt）、27T：岩井明愛（15.64pt）、27T：成澤祐美（15.64pt）、27T：桑木志帆（15.64pt）、47T：川﨑春花（5.10pt）、51T：後藤未有（4.28pt）この結果、上位5選手は以下の通りとなりました。

僅差ですが、佐藤心結さんが2位に、阿部未悠さんが4位に浮上しています。

第22戦　ｍｅｉｊｉカップ終了時

ｍｅｉｊｉカップでは、彗星のごとく出場したルーキーが注目されました。
櫻井心那さんで、初めての最終日、最終組ながら、優勝まであと一歩の2位に入りました。
櫻井心那さんは、今季の主戦場はステップアップツアーなので、レギュラーツアーの出場は2戦目。
ただし、ステップアップツアーでは、既に1勝を挙げ、賞金ランキング1位を走る18歳です。
さて、ｍｅｉｊｉカップの結果を踏まえて、ルーキー勢の健闘を見ていきましょう。
櫻井心那さんをはじめ、ルーキー13選手が決勝に進出しました。
成績は上位順に、2T：櫻井心那（105.00pt）、5T：岩井明愛（57.50pt）、9T：岩井千怜（42.50pt）、11T：小倉彩愛（36.00pt）、11T：浜崎未来（36.00pt）、19T：佐藤心結（18.14pt）、26T：上野菜々子（13.00pt）、40T：内田ことこ（4.60pt）、40T：阿部未悠（4.60pt）、45T：泉田琴菜（3.70pt）、45T：天本ハルカ（3.70pt）、49T：桑木志帆（3.03pt）、52T：成澤祐美（2.75pt）この結果、上位5選手は以下の通りとなりました。

僅差ながら、佐藤心結さんが新人賞レースのトップに立ちました。
しかし、今回の櫻井心那さんの例を見るまでもなく、優勝若しくは優勝争い上位のポイントは大きい。
まだまだ、活躍が楽しみなルーキー勢です。
そして、次戦は、NEC軽井沢。新人にもチャンスがある大会です。

第23戦　NEC軽井沢72ゴルフ終了時

先週の終了時点で、「新人にもチャンスがある」と書いた、NEC軽井沢。
その通り、ルーキー、岩井千怜さんが初優勝を飾りました。
93期生、94期生のルーキーを通じての初優勝となります。
優勝した岩井千怜さんをはじめ、ルーキー14選手が決勝に進出しました。
成績は上位順に、優勝：岩井千怜（200.00pt）、9T：浜崎未来（39.75pt）、9T：後藤未有（39.75pt）、16T：内田ことこ（23.17pt）、22T：阿部未悠（16.00pt）、22T：尾関 彩美悠（16.00pt）、27T：小倉彩愛（11.50pt）、31T：竹田 麗央（7.25pt）31T：桑木志帆（7.25pt）、31T：工藤優海（7.25pt）、53T：天本ハルカ（2.55pt）、53T：岩井明愛（2.55pt）、53T：リハナ（2.55pt）、57T：永嶋花音（2.20pt）この結果、上位5選手は以下の通りとなりました。

優勝した岩井千怜さんが、200ポイントを一気に加算し、ルーキー最上位に躍り出ました。
もちろん現時点では新人賞の最有力ですが、残りの試合もあります。
ルーキーでの初優勝選手が出ると、一気に順位が動く可能性がありますね。

第24戦　CAT Ladies終了時

先週は、ルーキー、岩井千怜さんが初優勝。
他のルーキーも刺激を受けるのでは？と書きました。
しかし、何と、岩井千怜さんが2週連続優勝という離れ業をやってのけました。
もちろん、予想通り、ルーキー勢は健闘しました。
成績は上位順に、優勝：岩井千怜（200pt）、3T：竹田麗央（80pt）、7T：リハナ（42.67pt）、7T：後藤未有（42.67pt）、15T： 佐久間朱莉（26.00pt）、15T：天本ハルカ（26.00pt）、15T：佐藤心結（26.00pt）、23T：内田ことこ（16.00pt）、23T：泉田琴菜（16.00pt）、26T：小倉彩愛（11.21pt）、33T：岩井明愛（8.25pt）、45T：永嶋花音（3.70pt）、49T：尾関彩美悠（2.92pt）

第25戦　ニトリレディス終了時

年間ツアーの中でも、まさに難関の小樽カントリー俱楽部。
それでも、優勝は、最後はやっぱり強かった稲見萌寧さんが大会連覇。
そんな中、決勝ラウンドには11人のルーキーが進みました。
さすがに優勝争いまでは行きませんでしたが、成績順です。13T：岩井明愛（40.50pt）、13T：浜崎 未来（40.50pt）、21T：泉田琴菜（27.00pt）、21T：上野菜々子（27.00pt）、24T：佐藤心結（22.50pt）、27T：桑木志帆（18.00pt）、30T：工藤優海（12.75pt）、30T：佐久間朱莉（12.75pt）、30T：阿部未悠（12.75pt）、45T：竹田麗央（5.55pt）、49T：小倉彩愛（4.38pt）

第26戦　ゴルフ5レディス終了時

ゴルフ5レディスは、史上まれに見る大混戦の最終日。
決着は、プレーオフになり、セキユウティンさんが初優勝となりました。
混戦となった上位陣には、ルーキーも数多く見られました。
決勝には14選手が進出。成績順に、7T：尾関彩美悠（47.00pt）、10T：阿部未悠（38.33pt）、22T：仁井優花（16.00pt）、22T： 工藤優海（16.00pt）、27T：成澤祐美（12.50pt）、29T：小倉彩愛（9.07pt）、29T：後藤未有（9.07pt）、36T：浜崎未来（5.80pt）、36T：佐久間朱莉（5.80pt）、42T：天本ハルカ（3.80pt）、42T：泉田琴菜（3.80pt）、51T：東風花（2.85pt）、53T：上野菜々子（2.55pt）、57T：岩井明愛（2.20pt）
いつもはステップアップツアーを主戦場としている、仁井優花、東風花の両選手が最終日まで残ったのは、良い経験になると思います。
この大会を終えての上位5選手は、先週と変化ありません。

第27戦　日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯終了時

ルーキーの活躍に注目しているからこその記事なのですが、驚きの結果です。
2021年度、つまり、昨年11月のプロテストに合格したばかりの川崎春花さんが、最終日64のコースレコードを叩き出し、大逆転優勝を飾りました。
選手権というメジャーなのですが、決勝ラウンドには14選手が進出。
川崎さんはルーキーでトップのみならず、大会初優勝を史上最年少で成し遂げました。
いつもの通り、成績順にルーキー選手を追います。

優勝：川﨑春花（400.00pt）、4T：佐藤心結（123.33pt）、10T：小倉彩愛（70.33pt）、10T：浜崎未来（70.33pt）、16T：岩井明愛（52.00pt）、16T：阿部未悠（52.00pt）、24T：後藤未有（28.00pt）、29T：尾関彩美悠（19.75pt）、33T：上野菜々子（15.00pt）、44T：工藤優海（7.20pt）、44T：内田ことこ（7.20pt）、44T：桑木志帆（7.20pt）、54T：リハナ（5.00pt）、57T：篠崎愛（4.10pt）

この結果もあり、上位5選手の顔ぶれとポイントがかなり変わりました。

川崎春花さんが一気に400ポイントを獲得し、ランク外から一気に圏内に入ってきました。
また、この大会で4位タイに入り、123.33ポイントを獲得した佐藤心結さん。
総ポイントが目安の500ポイントを一気に超え、メルセデスランキングは26位に上昇。
シード権は当確です。

第28戦　住友生命Vitalityレディス 東海クラシック終了時

驚きは先週では終わりませんでした。
川﨑春花さんに次ぎ、同じ94期生、19歳の尾関彩美悠さんがツアー初優勝を飾りました。
しかも、当然ながら一線級の選手が出場している試合です。
最終日最終組は、吉田優利、山下美夢有と文句なくトッププロの争いを制し勝ち切りました。
これで、今季はルーキー、3人目の優勝となります。
決勝に残ったルーキーは9選手。成績順に、
優勝：尾関彩美悠（200.00pt）、3位：後藤未有（90.00pt）、12T：桑木志帆（33.00pt）、25T：小倉彩愛（13.50pt）、29T：リ ハナ（9.33pt）、29T：岩井明愛（9.33pt）、29T：佐藤心結（9.33pt）、35T：天本ハルカ（7.00pt）、46T：佐久間朱莉（3.60pt）

尾関彩美悠さんの優勝を受け、動いたルーキーTOP5。

第29戦　ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン終了時

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンは、初日から山下美夢有さんが、ツアー史上最少ストローク「60」というとんでもない記録を樹立。安定感は緩むことなく、最後まで勝ち切りました。
第2回リランキングもかかったこの試合。該当選手はヒリヒリする争いでしたが、ここでも94期生ルーキーが躍進しました。
竹田麗央さんが、単独2位に入り、ツアー終盤戦の出場権を獲得です。決勝に進出したルーキーは12名でした。
成績順に、2T：竹田麗央（105.00pt）、4T：上野菜々子（65.00pt）、6T：岩井千怜（52.50pt）、16T：尾関彩美悠（23.17pt）、16T：リハナ（23.17pt）、27T：佐久間朱莉（9.00pt）、27T：桑木志帆（9.00pt）、39T：浜崎未来（4.86pt）、44T：工藤優海（ 4.10pt）、44T：仁井優花（4.10pt）、52T：天本ハルカ（2.75pt）、54：須江唯加（2.60pt）

今大会終わりの上位5名。尚、下記の5名は実質来季シード権確定です。

併せて読みたい、メルセデスランキングの解説記事。

2022　女子ゴルフ　メルセデスランキングとポイント制

2022年のシーズンから女子ゴルフの指標が、賞金獲得額からポイント制を基本としたメルセデスランキングに完全移行されます。20-21シーズンは併用の移行期間だったのですが、ポイント制で何が変わるのか、試合毎のポイント配分テーブル、配分方法を解説しています。

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2022.03.20