【買う前に読みたい】2022 ステルスドライバー

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2022年1月、注目の新製品、テーラーメイドから発売されたステルスドライバー。
世界戦略としては初のカーボンフェース導入モデル。
話題沸騰ですが、万人向けとも言えないようです。
その特徴や、おすすめできるユーザー像を紹介します。

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ステルスドライバーの特徴

テーラーメイドの公式HPにもありますが、いきなりのキャッチコピーが、

ようこそ、カーボンウッドの時代へ

つまり、ステンレスやチタンといった金属から時代はカーボンだと提唱しています。
本当に今後、カーボンフェースのウッドだけになるのかは不明ですが、少なくとも、世界モデルとして販売するにあたっては、並々ならぬ力の入れ具合が感じられます。

テクノロジーとしての特徴は以下の通りです。

60層のカーボンフェース
ナノテクスチャーPUカバー
高慣性モーメント化
イナーシャ ジェネレーター
貫通型スピードポケット

これらの技術がどのように貢献しているかと言えば、カーボンフェース採用によりフェース面の重量を40%以上軽減でき、その余剰重量をヘッドの後方に配置することで、低・深重心化を実現できたこと。
つまり、飛んで曲がりにくい特性を持っているということですね。

ただし、一般のゴルファーのすべてに恩恵があるかと言えば、そうでも無い面があります。

ステルスドライバーのメインユーザーはツアープロ?

テーラーメイドは過去2年連続、SIM、SIM2というブランドを展開しています。
それぞれが市場で一定の評価を受け、多くのユーザーがいます。

一方で、話題になった大きな要因がツアープロの実践投入でしょう。
早々にタイガー・ウッズが使用し、プロの評判も上々です。
つまり、プロにとっては、飛んで、操作性も高い特性があるということです。
おそらく、SIM使用で、SIM2に移行しなかったプロも、多くはスイッチすると予想されています。

ステルスドライバーはアマチュアでも打てる?

今回のステルスは新技術もあって飛びつきたいところですが、気に留めておきたい点があります。
こちらの動画で、分かりやすくユーザー層について語られています。

まず、期待以上の点は、カーボンフェースを感じさせない、打感と打音。
ブラインドで打つと分からないほどとのことなので、心配は無いと思います。

フェース面が赤ですが、これは感じる個人差があると思います。
構えたときは、色合いもあって、小ぶりで開いた感じがある。
まずは、これを受け入れられるかどうかで選択が分かれそうです。

ステルスドライバーは3種類がラインナップされていますが、構えたときのシェープは、それほど、差がありません。

次に大きな特徴は、低スピン性能です。

テーラーメイドはもちろんのこと、市場に出ているモデルの中でも指折りの低スピン性能です。
低スピンは、初速と打ち出し角が取れれば飛びます。
一方で、ヘッドスピードが遅いと、球が上がらず、ドロップします。

メインユーザーはツアープロであると書きましたが、ここを注意したいです。
ヘッドスピードが40m/s以下のプレイヤーでは、かなりしんどい感じです。
もしかすると、42から43あっても厳しいかもしれません。

どうしてもと言うなら、モデルとロフトを慎重に選びたいところです。

おすすめできるユーザー

何しろツアープロにスイッチさせることが主目的のドライバーです。
ですから、気軽に買い替えするには勇気もいるかと思います。

おすすめできるユーザー層は、

ヘッドスピード45m/s以上のヒッター
ミート率が1.4をコンスタントに打てる技術
球を自分で捕まえることのできる技術

簡単に言ってしまえば、相当にアスリート向けだと思います。
寛容性については、決して高くないと思います。
ミスヒットしたときの飛距離は、落ちる部類と言えそうです。

ステルスドライバーのラインナップ

ラインナップとしては、基本、3種類です。

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ステルス ドライバー、ステルス HD ドライバー、ステルス プラス ドライバー。
ツアープロの多くが使うであろう、ステルス プラス ドライバーはセレクトショップ限定です。

一般的には、ステルスとステルスHDが主流になるかと思います。
つかまりが良いとは言えないので、ドローバイアスのある、HDがメインかもしれません。
ドローバイアスと言っても、国産の平均的なモデルよりも少ないです。
球の上がらないスライサーには不向きと言えると思います。

ステルスドライバーの試打動画

しだるTVで動画が上がっています。
石井プロがヘッドスピードを変えて試打しています。
ボールフライトを見て、自分が打ったときの参考になると思います。

買うのはステルスでは無いかも?

革新的なテクノロジー搭載ですが、エースドライバーとしてはどうか?
球の上がりやすさ、適正なスピン量は既存モデルの方が上回りそう。
そうなると、マークダウンしているSIM2を買うという選択肢もありそうです。
また、スライスに悩むテーラーメイダーは、SIMグローレが賢い選択だと思います。

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