今年もサントリーレディスの季節がやってきました。
2020年はコロナ禍で中止になったので、2年振り開催となりますね。
賞金総額が増額とともに、上位2選手にAIG全英女子オープンの出場権が付与されます。
大会概要
大会名称:宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント
開催コース:六甲国際ゴルフ倶楽部 (6,517 Yards/Par 72)
開催期間:6月10日~6月13日
賞金総額:15,000万円
優勝賞金:2,700万円
出場人数:120人(予定)
決勝進出順位:2R終了時 60位タイまで (予定)
主催:サントリーホールディングス、フジテレビジョン、関西テレビ放送
大会URL:こちらです。
放送予定
フジ系列、CS、BS、地上波と多く、ミドル級の放送体制です。
【地上波:フジテレビ系列28局ネット】(予定)
6月12日(土)15:00~15:55(LIVE)
6月13日(日)13:35~15:00(LIVE)【BS放送:BSフジ】(予定)
6月10日(木)22:00~23:55(録画)
6月11日(金)22:00~23:55(録画)
6月12日(土)12:00~14:55(LIVE)
6月13日(日)12:00~13:30(録画)、19:00~20:25(地上波再放送)【CS放送:フジテレビONE】(予定)
6月10日(木)15:00~17:30(LIVE)、19:30~22:00(再放送)
6月11日(金)15:00~17:30(LIVE)、19:30~22:00(再放送)
6月12日(土)12:00~14:55(LIVE)、16:05~19:00(再放送)、19:00~20:00(地上波再放送)
6月13日(日)8:40~10:10(LIVE)、21:30~23:00(地上波再放送)
そして、今回のウリの1つがインターネット中継ですね。
【インターネットLIVE配信】
大会公式サイト https://www.slolive.live ※6/9~開設
★こちらのサイトでは、全選手のドライバーショットを180度の視点で自由に動かして見ることができる『180度自由視点映像』も初登場!お楽しみに。<Youtubeチャンネル>
6月12日(土)7:30頃~14:55 https://www.youtube.com/watch?v=NNnHs1JtBb0
6月13日(日)7:30頃~13:30 https://www.youtube.com/watch?v=wpZn028f0T4<TVer>
6月13日(日)7:30頃~13:30 https://tver.jp/feature/f0075455
TVerでご覧いただく場合:パソコンでの視聴は上記URLでご覧いただけますが、スマートフォンでの視聴には別途アプリのダウンロードが必要です。※地上波での放送時間中は、インターネット配信はクローズしますが、大会最終日15時までに競技が終了しない場合は、15時からTverのみで配信します。
実際に見てみないと、どんな感じがちょっと分からないですけど。
主催者推薦選考会
大会に先立ち、マンデートーナメントが開催されました。
参加選手全体の結果はこちら。出場権を獲得したのは16選手です。
春高ゴルフのチャンピオン、川崎春花さん、マンデー通過しましたね。
出場選手とペアリング、見どころ
4日間大会ですので、2日目までのペアリングが出ています。
初日がこちら、2日目がこちらです。
120名で、主だった欠場選手はいない感じなので、ほぼフルフィールドです。
・・・ポスターには渋野日向子さんが見えますが、米ツアー転戦のため今大会は出場しません。
予選ラウンドはアウトとイン、朝組とお昼組の4パターンスタートです。
お休み選手が多かったとは言え、ヨネックスレディスでは笠りつ子さんが勝ちました。
ベテランと言われても、当然、まだまだ勝てる訳です。
一方で、開催地は神戸。
関西圏を地元とする選手、練習拠点とする選手も多いです。
ここは、滝川二高卒、クラスメイトの2人、古江彩佳、安田祐香両選手に期待したいですね。
特に古江彩佳さんは宮里藍さんへのあこがれも強く、同じ、ブリヂストン契約です。
ヨネックスでは調子が出なかったですが、上げてくると予想します。
AIG全英女子オープンの出場権が付与
今年からですが、この大会上位2名と、賞金ランキング上位3名に、AIG全英女子オープンの出場権が与えられますので、その点も見どころの1つになりますね。
大会初日 比嘉真美子が首位発進
非常に良いお天気で、風もまずまず少な目。
コースコンディションは非常に良く仕上がっています。
グリーンはコンパンクションが22から23、スティンプは12フィートと絶好です。
こういった中ですので、上位は好スコア。頭一つ比嘉さんが抜け出しました。
取りも取ったりで、10バーディー、2ボギーの64ですね。
2位グループが-6、以下密集という初日です。
上位陣。全体がこちら。
コースは抜群に良いので、選手の調子がそのまま出た感じですね。
イーブンパーが60位タイで、77選手。
ピンポジ次第ですが、予選カットラインは-1くらいになりそうです。
大会2日目 稲見萌寧首位浮上
まずは、予選カットが行われましたが、予想通り-1になりました。
硬くて速く仕上がったグリーンですが、この状態だと今の選手は伸ばしますねぇ。
そして、首位に立ったのが、2021年、無類の強さを見せる稲見萌寧さんです。
傍目から見ると、ほぼ完ぺきに近いプレーですが、本人満足度は低いと言う。
確かに調子とスコアは必ずしも結びつかないのですが、それにしてもですね。
さて、2日目終わりの上位陣。全体がこちら。
以下、ずらっと選手が並びますので、全く油断はならないです。
稲見さんも、そういった状況を踏まえて、強気のコメントでは無いのかもしれません。
3日目のペアリングがこちらです。
稲見萌寧 盤石の大会3日目
強い、本当に隙が無いプレーをこの日も見せた稲見萌寧さん。
2位に4打差をつけて最終日を迎えます。
3日目を終わり、16バーディー、ノーボギーで、圧倒的な強さです。
これは、追う後続グループも、最終日はベストを尽くして、結果は結果と考えるしかないですね。
そんな中、ベテラン勢でナイプレーだった青木瀬令奈さん。
久々の上位なのですが、若返りの女子ゴルフ界で、こんなことを考えていたのですね。
本当に、自分から引き際を考える時ではないと思います。
最終日は、最終組で迎えます。最終日のペアリングがこちら。
稲見さんが抜け出しましたが、伸ばしに伸ばした上位陣。全体がこちらです。
青木瀬令奈 逆転優勝!
死角はないと見えた、稲見萌寧さんの大会最終日。
昨日までとは、スイング、パッティングとも少し違う。
これが、スコアに現れなかった、本人が言う違和感だったのでしょうか?
稲見さんが伸ばせない中、後続グループがじわりと差を詰め、前半で並びます。
優勝候補は、青木瀬令奈、山下美夢有、西郷真央、そして、踏ん張れるかの稲見萌寧の各選手。
勝ち切った青木瀬令奈
そして優勝を手繰り寄せたのは、青木瀬令奈さんでした。
見る限り、3日目と4日目、最も良いプレーをしていたと思います。
ボギーを打つ気配はなく、ここぞというホールでバーディーを奪取。
メンタルも終始安定して、自身2勝目ですが、しっかりと勝ち切りました。
悔しい稲見萌寧
悔しいであろうは、稲見萌寧さんで、単独首位で迎えた最終日、初めての敗戦です。
それでも、長い人生。こういった経験は必ずあります。
強くなって帰ってくるようにも思えます。
健闘した山下美夢有、西郷真央
この試合、2位タイは3選手。
稲見さんと並んだのは、山下美夢有、西郷真央と2001年度生まれの2選手です。
ホールアウト後、並んで中継画面に見入る姿は、19歳だと思いましたが、プレーは堂々でした。
1打足りずでしたが、存在感は十分に魅せてくれたと思います。
西郷真央さんは、初優勝がかかっていましたが、チャンスはきっときます。
最終の上位陣。全体がこちらです。
AIG全英女子オープンの出場権が確定
この大会の目玉でもあった、AIG全英女子オープンの出場権が決まりました。
優勝者と2位(同スコアの場合は世界ランキング上位者)なので、青木瀬令奈、稲見萌寧の両選手です。
しかし、コロナ禍、そして国内ツアーや隔離期間の関係もあり、実際に出場するかは、各選手とも検討をします。6月13日現在の状況は、
青木瀬令奈:保留
稲見萌寧:保留
そして、賞金ランキング上位3名での選出ですが、重複があるため繰り下がりがあります。
1位 小祝さくら:出場しない意向
2位 稲見萌寧:サントリーレディス2位の権利と重複で保留
3位 古江彩佳:検討中
4位 笹生優花:全米女子オープン優勝の権利で出場
5位 原英莉花:検討中
なお、繰り下がりは以上5位までで、これより繰り下がることはありません。
その他日本人選手では、畑岡奈紗、渋野日向子、上田桃子の3選手が出場権を持っています。
AIG全英女子オープンは、8月19~22日、スコットランドの名門リンクス、カーヌスティで行われます。
コメント