長く使えそう100切りゴルファーに適したドライバー3選

ゴルフをはじめて、初心者から初級者に変わったとき、スコアの目標を100切りに設定する方が多いと思います。
そんな方向けに、スコアメイクがし易くて、長く使えそうなドライバーを3種類選んでみました。
スコアアップのためには、一発の飛距離より、安定してつかまる球の方が有効なことが多いです。

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スコアメイクのためティーショットに求められること

スコアメイクを考えたとき、実は飛距離が1番の要素にはなりません。
例えば1発250ヤード会心の当たりが出たとしても、OBが2発、3発出るドライバーは怖いです。
それよりも、若干、一発の飛距離が落ちても安定した球筋であれば、ゲームメイクが容易です。
特に、総距離が6,000ヤードから6,500ヤードくらいの場合は顕著です。
つまり、ティーショットで死なないことが、先のスコアメイクにつながります。

ティーショットは飛距離も当たりもそこそこでOK
14本の中で、最も飛ばせるクラブがドライバーです。何しろ飛ぶ快感を味わうことができます。しかし、シングルプレイヤーを目指すにあたって、ドライバーの飛距離は、男性で、220ヤードから230ヤード飛べば、ほぼOK。クラブ選びでは、振りやすさ、重量とバランス、打感などを重視することをお勧めします。

※そもそも、現代のドライバーでは、実はどのメーカーでも、最高飛距離を比べると、顕著な差は少なく、相性に拠る面が多いです。

100切りに適したドライバーの要素

100切りレベルのゴルファーの場合、まずは打点が安定しません。
打点が安定しないと、曲がったり、飛距離が出なかったりします。
ですから、まずは、芯が広くて、芯を外しても、球が散らばりにくいことが大切です。

そして、次に求めたいのがスピン量。
一発の飛距離性能であれば、スピン量が少ないほど有利と言われています。
※2,000回転から2,500回転くらいと言われるでしょうか?

しかし、ヘッドスピードがさほど速くないゴルファーではどうでしょう?
例えば、40m/s前後のプレイヤーであれば、実はもっとスピン量が多い方が安定します。
※実感値で、2,000回転台の後半。
ですから、「飛ぶ」と巷で評判のドライバーが、誰でも必ず飛ぶとは限りません。

そして、日本人の場合、80%が悩むと言われるスライス。
その対策としても、ある程度、つかまりに重点を置いたモデルを選びたいところです。
一方で、極端に「スライサーキラー」的なモデルも後々のことを考えると外したいところです。

ヘッドスピードが速く(45m/s以上)、球をつかまえて高弾道が打てるプレイヤーとは違う観点の選び方が大切になります。

逆に言えば、100切りを考えた場合、スピンがある程度入って、つかまりの良いドライバーが購入の候補になります。

国産メーカーのドライバーに注目しよう

2022年の春現在、ドライバーと言えば、外国ブランドが話題沸騰です。
T社赤いカーボンフェースのドライバーや、同日発表された、C社のドライバーですね。
確かに初速性能の絶対値は高く、使える人が使えば、飛びます。
一方で、100切りに適した、つかまりと適正なスピン量。
これを考えると、実は国産メーカーのドライバーを優先して検討したいところです。

1つの指標があります。それは、つかまりとスピン量の相関関係。
話題のドライバーの一例はこちら。

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これだけだと基準を判断するのは難しいと思いますが、このマトリクス図で言えば、少なくとも左上のカテゴリーから選びたいところです。

加えて、この2機種に関しては、左上にあっても、ドライバー全体から見ると、少々違います。
つまり、この2機種で言えば、つかまりとスピン量は、ドライバー全体の中では低めとなります。

対して、国産メーカーのドライバーについては、こちらの図が参考になります。

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記事に、やさしく飛ばすとありますが、キーワードはここです。
ある程度、オートマチックに球を拾って、飛ばしてくれる方が、はるかに楽です。
バリバリの競技ゴルファーでは無く、ゴルフを楽しみながら、少しずつスコアアップをしたい方には、重要な要素になると思います。

100切りゴルファーにおすすめするドライバー3選

いわゆる、アベレージゴルファーから、中級者になるまで長く使えそうなドライバーを3つ紹介します。
100切りを達成して以降、80台、または、70台を出すまで使える可能性の高いモデルです。

ブリヂストンB2ドライバー

ブリヂストンから出ている、いわゆる、アベレージ向きと言われるドライバーです。
つかまりが良くて、スピンもまずまず入るので、ラウンド回数、練習頻度が少ないゴルファーにはおすすめです。
ドライバーなりに振ってやれば、安定した球筋で飛んでいきます。
アベレージゴルファーの味方と言っても良いくらいのドライバーだと思います。

ゼクシオ12とゼクシオエックス

アベレージゴルファーの王道と言えば、圧倒的な販売を誇るゼクシオです。
12代目となるブランドですが、12代目であること自体がロングセラーの証ですね。
楽に振って、安定した飛びが得られます。
独特の打感と打音に好みが分かれるところですが、性能面は安定しています。

また、2代目となる、ゼクシオエックスも良いです。
こちらは、打感や打音が、今までのゼクシオとはひと味違います。
同系列のスリクソンテイストが入ったようにも思えます。
事実、CMで松山英樹選手が打っていますが、見事な球です。
つまり、超一流選手が打っても、当たり負けしない基本性能がある。
そういった意味では、長く使えるドライバーの候補の1つです。
ゼクシオでありながら、弾道調整機能もついたモデルですね。

オノフAKA 2022モデル

熱心なファンを持ち、独自の世界観でブランド展開をしているオノフ。
KUROシリーズは、上級者向けにも、実はかなりの定評があるモデルです。
また、歴代、AKAは、やさしくつかまえられるモデルとして人気があります。
そして、今回は、クロスバランステクノロジーを搭載。
ヘッドの重りとグリップ側の重りに互換性を持たせ、全く違うバランスに仕上げることができます。
※自分で調整が可能です。

その結果、ついたキャッチフレーズが、「全芯主義」。
高慣性モーメントヘッドなので、女性やシニアから腕自慢まで多くのゴルファーに受け入れられそうです。

最も大切なのは、相性と振りやすさ

今回は、100切り目標のゴルファー向けに3モデルをご紹介しました。
しかし、前提が、ヘッドスピードがさほど速くない、スライス寄りのプレイヤーです。

ヘッドスピードが元々速い、ミスは左の引っかけが多い、スピン量が多いのが悩みの方には不向きです。
そして、何より大切なのは相性でもあります。

実際に構えて見る、振ってみる、打って見る、この3つは大切です。
全てのゴルファーに適したドライバーは無いと言っても過言ではないでしょう。
そこにクラブ選びの難しさと楽しさがあります。

巷の話題を追うのも良いですが、あなたに合う1本を探してみてはいかがでしょう?

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