百花繚乱と表現されることも多い女子ゴルフ。新人からベテランまで切磋琢磨の中、レベルの高い争いが2023年も期待されます。国内のみならず海外メジャーも視野に入れ、アマチュアからプロまで、期待の女子ゴルファー厳選4人を挙げてみます。
馬場咲希(ばばさき)
ご存知の通り、2022年は大ブレイクした馬場咲希さん。2005年の4月生まれなので、2023年の4月には18歳の高校3年生になります。
何と言っても、2022年の活躍が見事過ぎました。
当初は国内アマチュア主要大会を中心に参戦しながら、プロツアーへの出場が目標でした。
それが、全米女子オープンの日本予選会を突破し、本戦出場を果たし、最終日までプレー。
その権利によって出場した、全米女子アマで服部道子さん以来、37年ぶりの優勝と言う快挙を成し遂げ、一気にその名前は国内外でも注目が集まりました。
2023年は、全米女子アマ優勝により、オーガスタナショナル女子アマ、全米女子オープン、全英女子オープンなど、そうそうたる試合への出場権を既に持っています。
その活躍には、注目せざるを得ません。
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櫻井心那(さくらいここな)
2022年シーズン、1つの記録が生まれました。
女子ゴルフ下部、ステップアップツアーで年間5勝。
ぶっちぎりでシーズン1位となり、2023年JLPGAレギュラーツアーの前半戦出場権を獲得。
2023年シーズンは開幕戦から、そのプレーを見ることができます。
もちろん、下部ツアーとレギュラーツアーではそのレベルに差はあります。
慣れも必要ですが、そのポテンシャルたるや、はかりしれないレベルです。
2021年度プロテスト合格の94期生。
同期では、既に川﨑春花、尾関彩美悠の両選手が優勝を飾っています。
櫻井さんも狙うは初優勝ですが、最低でもシード権は獲りたい。
最高の目標で言えば、9月の日本女子プロゴルフ選手。
会場は地元の長崎県、パサージュ琴海アイランドゴルフクラブです。
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西村優菜(にしむらゆな)
既に女子ゴルフファンでは、確固たる人気と実力を兼ね備えています。
そんな中ですが、彼女はさらなる飛躍を目指し、アメリカLPGAツアーの最終予選会に挑戦しました。
結果は、24位。45位以内に入り、ツアーメンバーにはなりましたが、目標の20位以内には入れず、涙もありました。
24位という順位は微妙で、全戦出場は叶わない順位です。
日本国内のツアーにするのか、それともUSLPGAツアーを主体とするのか迷うところでしたが、西村優菜さんは、アメリカでのプレーを決断しました。
USLPGAツアーは年度内の途中でリッシャッフル(日本で言うリランキング)があります。
上位80位以内に入ると、中盤戦以降の出場も確保されます。
前半戦の限られた試合の中で結果を出していきたいところです。
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吉田優利(よしだゆうり)
こちらも、人気、実力ともに国内を代表する女子プロ、吉田優利さんです。
2022年は、優勝こそなかったものの、年間ランキングは6位。
間違いなくその力は一流なのですが、吉田さんにとっても勝負の年です。
と言うのも、元々は非常に海外志向も強い吉田さんです。
アマチュア時代には日本予選会を突破し、全米女子オープンにも出場。
プロ入り前から、将来的には、海外での活躍を相当意識していました。
そのための方法は、2つ。
2つは2022年の勝みなみ、西村優菜の両選手と同様にUSLPGAツアーの最終予選会を通過すること。
そのためには、8月時点で、世界ランキング75位以内にいる必要があります。
また、勝、西村の両選手が挑戦に踏み切れた理由の1つに複数年シードを持っていたことがあります。
吉田さんがこの資格を満たすには、サロンパスカップ優勝が大きな目標。
ここで勝てれば、複数年シードは確保できますし、ロレックスランキングも上がります。
もう1点は、11月のTOTOジャパンクラシックで勝つこと。
これは、USLPGAの公式戦ですので、勝てば予選会を受験することなくツアーメンバーの資格を得ることができます。
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