双子の岩井ツインズとしてプロテスト合格を果たし、これからの女子ゴルフをけん引していく大器の呼び声が高い姉妹です。双子の妹にあたる岩井千怜さん。クラブセッティングの変遷を書いています。最新は目次からジャンプ可能です。
2022 NEC軽井沢72ゴルフ優勝時のクラブセッティング
ヨネックスと契約していますので、中心のクラブセッティングです。
<クラブセッティング>
ドライバー:ヨネックス EZONE GT 425 (9度)
シャフト:ヨネックス レクシス カイザ M(硬さ5S、45.75インチ)
フェアウェイウッド:ヨネックス EZONE FS(3、5番)
アイアン:ヨネックス EZONE FS(6番)、ヨネックス EZONE CB511(5番~PW)
ウェッジ:ヨネックス EZONE W501(50、54、58度)
パター:オデッセイ ホワイト・ホット OG #1WCS
ボール:ダンロップ Zスター XV
参考記事
注目点はいくつかありますが、まずはドライバー。
最近の一般的な潮流は大型ヘッド、ルール規制内で最大の460ccモデルが多い中、岩井千怜さんは、425ccモデルをチョイスしています。
小型ヘッドを使うにはメリット、デメリットがありますが、岩井さんには合っているようです。
一般的には、小型であれば、操作性は高まります。
一方で、飛びに関しては、これはスイングなども含めた相性になると思います。
そんな中ですが、岩井千怜さんは、飛距離も伸ばしましたね。
平均飛距離が235ヤードから250ヤードに向上。
注目したいのは、昨年に比べて、体作りが上手くいっている点です。
岩井姉妹はプレースタイルが微妙に異なります。
超積極的な姉、明愛さんは、飛距離を重視し、積極的にピンを狙う。
対して千怜さんは、丁寧にプレーをつないでいくタイプと見ていました。
しかし、ここ数試合のプレースタイルを見ていると、積極性に少し振りましたね。
QTの失敗から、推薦をもらいながらツアー出場を果たし、リランキングをクリアした。
上昇気流に自らも上手く乗っての優勝だったと思います。
注目点の2点目はアイアンのセッティングです。
クラブセッティングを組み立てるうえで、岩井は“飛び系アイアン”と評する「EZONE FS」の5番(ロフト角20度)と6番(23度)、「EZONE CB511」の5番(25度)を各大会で調整して入れ替えている。今大会では「EZONE FS」の6番を投入。「パー3で190yd以上がなかった。200ydなら(同モデルの)5Iになるけど、ほかで使うところはほぼないかなという感じで(6番を)チョイスしました」と説明した。
コースにより、若干の調整を加えつつですが、賢い選択だと思います。
2021 ヨネックス契約時のクラブセッティング
参考まで、プロ入りと同時にヨネックス契約が発表されましたが、当時のクラブセッティングです。
ドライバー:EZONE GT
(シャフト:REXIS KAIZA シリーズ)
フェアウェイウッド:EZONE FS
(シャフト:REXIS KAIZA シリーズ)
アイアン:EZONE GT、EZONE CB501
(シャフト:REXIS KAIZA シリーズ)
ウェッジ:EZONE W501
※6番アイアンを2本入れたセッティングのようです。
基本線は変わらないながらも、若干、手を入れて調整していると思われます。
2023 RKB×三井松島レディス優勝時のクラブセッティング
岩井明愛、岩井千怜と史上初の姉妹プレーオフ、しかも双子という点を除いても、パー5のセカンドで両選手とも直ドラを使ったセカンドショットは、大変見事な戦いでした。山下美夢有さんも優勝まであと一歩のプレーオフでしたが、勝利は岩井千怜さんとなりました。
さて、特にプレーオフ2打目の直ドラでも分かった通り、岩井ツインズは同じヨネックス契約でも使用ドライバーが異なります。この大会のクラブセッティングは以下の通りです。
ドライバー:ヨネックス EZONE GT 425(9度)
シャフト:ヨネックス REXIS KAIZA-L (重さ50g台、硬さS、45.75インチ)
フェアウェイウッド:ヨネックス EZONE GT(3番15度)
ユーティリティ:ヨネックス EZONE FS (3番19度)
アイアン:ヨネックス EZONE FS(6番)、ヨネックス EZONE CB511 フォージド(5番~PW)
ウェッジ:ヨネックス EZONE W501(50、54、58度)
パター:オデッセイ ホワイト・ホット OG #1WCS
ボール:ダンロップ スリクソン Z-STAR XV
初優勝と2勝目を飾った昨シーズンからは、シャフトなど、マイナーチェンジとなっています。
参考記事
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