【2020】NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 笹生優花優勝

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コロナウイルスの影響で、中止が相次いだ中、今季2戦目となります。
それが、軽井沢72ゴルフトーナメントです。

大会概要

大会名称:NEC軽井沢72ゴルフトーナメント
開催コース:軽井沢72ゴルフ 北コース (6,710 Yards/Par 72)
開催期間:8月14日~8月16日
賞金総額:8,000万円
優勝賞金:1,440万円
出場人数:108人(予定)
決勝進出順位:2R終了時 50位タイまで (予定)
主催:NECグループ

主催がNECなので、今季から所属契約を結んだ、安田祐香さん。
ツアールーキーなのですが、2戦目にして、早くもホステスプロの大会となります。

ポスターには、同じく所属の原江里菜選手と2人で、ドーンッです。
期待の大きさが表れています。
キャッチフレーズに、「NEVER GIVE UP !」
勝負もですが、コロナ禍もあるのでしょう。そんな印象を受けます。

安田祐香さんに関しては、JLPGAからインタビュー記事が出ています。

安田祐香 1年目の課題|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。

出場予定選手

出場予定選手はこちらです。

放送予定

この試合はテレビ放送があります。フジ系列。放送量はミドル級です。

■地上波 【 フジテレビ系列27局ネット 】(予定)
8月15日(土)15:00~15:55(生中継)
8月16日(日)16:00~17:25(VTR)
■BS放送 【 BSフジ 】(予定)
8月14日(金)23:00~24:25(VTR)
8月15日(土)13:00~14:55(生中継)/24:30~25:25(VTR)
8月16日(日)12:00~13:30(1番ホール中継VTR)/24:30~25:55(VTR)
■CS放送
【 フジテレビONE 】(予定)
8月14日(金)14:00~15:30(生中継)/ 21:30~23:00(VTR)
8月15日(土)13:00~15:00(生中継)/ 19:00~20:00(VTR)
8月16日(日)9:00~10:30(1番ホール生中継)/ 18:00~19:30(1番ホール中継VTR)/ 19:30~21:00(VTR)
【ゴルフネットワーク/とことん1番ホール生中継】(予定)
8月15日(土)07:00~11:00(生中継)
8月16日(日)07:00~09:00(生中継)

初日のペアリング

初日のペアリングが出ました。こちら
やはり、アウトスタートの最終組からさかのぼって見ますよね。

とは言っても、かなり、通なペアリングを組んだように思えます。
個人的な注目組は、このあたりです。

第14組 09:47 安田祐香 渡邉彩香 原英莉花
第15組 09:56 鈴木愛 菊地絵理香 勝みなみ
第16組 10:05 青木瀬令奈 脇元華 古江彩佳
第17組 10:14 吉田優利 テレサ・ルー 永井花奈

誰もが注目する安田祐香さんは第14組。
アース・モンダミンカップで復活した渡邉彩香さんと、飛ばし屋の原英莉花さんです。

1年前はベストアマ ホステスプロ安田祐香「1球1球、丁寧に」
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そして、16組、17組と良いところに、古江彩佳、吉田優利と、ミレニアム世代。
初日だけは、主催者の意図でペアリングが組めます。
ミレニアム世代への期待の高さがうかがえます。

そうそう、アースモンダミンカップで一躍全国区となったこの人にも注目ですね。
田中瑞希さん。

個人的に注目していた選手ですが、昨シーズンまでは、一発屋のイメージがありました。
それが、アースモンダミンカップでは、最終までの優勝争いなので、注目です。

それと、稲見萌寧さんが欠場ですね。
そのため、8月12日現在では、1枠空いています。
おそらくQT順位で繰り上がりがあります。

そして、インスタートにも注目をしなければなりません。
それは、アマチュア4選手の出場です。
市村杏 上野菜々子 六車日那乃 大田紗羅、各選手が参戦します。
市村さん以外については、アメブロ版で何回か書いています。
それだけ注目していた訳ですが、上野さんや大田さんはプロテスト不通過。
アマチュアとして、2020年を戦うことを選びました。

そんな中の、コロナ禍です。

JGA主催のアマチュア全競技 中止
コロナウイルスの影響で、2020年に行われるはずだった、JGA主催のアマチュア競技は全て中止となりました。女子で言えば、アマチュア最高峰を決める、日本女子アマが中止となります。

JGA主催のアマチュア競技は全て中止となり、全く現時点の実力が見えません。
また、六車日那乃さんは、麗澤高校3年生で、トップアマです。
先輩である、吉田優利、西郷真央と当時麗澤高校3年生が日本女子アマを獲った。
ですから、麗澤高校3連覇を六車さんには期待していたのです。

しかし、それを今言っても仕方ないので、まずは現在地。
この試合でのパフォーマンスを見たいと思います。

大会第1日

穏やかな、絶好のゴルフ日和の中、初日を迎えました。
気温は平地より、1割低くて、飛距離は1割増し。
グリーンは柔らかく、速さはスティンプで10フィートほどに見えます。

飛ばし屋有利の伸ばし合いになるこの試合。
確かに、その傾向はありますが、首位に立った飛ばし屋は、少し意外か。
初日の上位陣。フルリーダーボードはこちら。画像クリックでも飛べます。

笹生優花さん、実はアースモンダミンカップも初日は首位でしたね。
プレーの内容は中継がなかったので不明なのですが、かみ合わないと-7は出ない。
勝負は明日からの展開でしょう。

「初戦にしては…」「大金を池に」 笹生優花と西郷真央を駆り立てるジャンボ節
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笹生優花 アース・モンダミンカップで頑張った選手
アース・モンダミンカップでは笹生優花さん、5位フィニッシュ。しかし全国的にもっと無名なのかと思います。恵まれた体格から放たれるドライバーショットは出色。お父さんが日本人でお母さんがフィリピンの人です。長くフィリピン代表のアマとして、オーガスタナショナル女子アマでは、安田祐香さんと同じ3位に入っています。

さて、注目のホステスプロルーキーの安田祐香さん。
前半、予想だにしない+4まで行って、どうなることかと思いました。
つまり、大変調子が悪かったのですが、そこから戻して来る修正能力。
あがってみれば、4つ戻して、イーブンパーでの発進となりました。

「0点に近い」前半から粘り 安田祐香は後半パーオン率100%
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さて、2日目も間違いなく伸ばし合いになります。
首位の笹生優花さんが-7と抜けているのですが、2位が-5。
そこから5打差のイーブンパーが47位タイで63名です。
カットラインは間違いなく、アンダーパーです。

大会第2日

笹生優花さん、単独首位で迎えた初日を受けての2日目。
良くも悪くも凄いことになりました。
まずは、リーディングを見て見ましょうか?
上位陣、そして全体の結果がこちら

首位に並んだのが、西郷真央、後藤未有の2人。
放送でも紹介がありましたが、何と言うことでしょうなのです。

2019年 日本女子アマを制したのは?
もしかすると、2019年日本女子アマは史上最激戦だったかもしれません。この大会を制したのは、麗澤高校3年の西郷真央さんでした。ナショナルチームの安田祐香さんや古江彩佳さん、西村優菜さんを退けての堂々とした優勝でした。

去年のことですよ、この2人は、日本女子アマの優勝争いをしていたのです。

アースモンダミンカップでも、力を見せた西郷さん。
何と、今季2戦目で2戦連続最終日最終組です。
去年まで高校生で、プロテスト一発合格は3人。
ですから、「21世紀世代」と呼ばれる、2001年生まれ。
JLPGA正会員で最年少です。

背中痛で7割の力 ルーキー西郷真央が2戦連続V争い
◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 2日目(15日)◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6710yd(パー72) 18歳の西郷真央が4バーディ、ノーボギーの「68」でプレーし、通算8アンダーで首位に立った。「ティショットに関し...

さて、一方の後藤未有さんも書くことがたくさんありますねぇ。
と言うのも、私が良く書く、ミレニアムカルテット。
安田祐香、吉田優利、古江彩佳、西村優菜の4選手。
ここに、後藤未有さんが入って、ミレニアムクインテットでも全然違和感はなかったのです。

2019 LPGA最終プロテスト 結果
今回のプロテストは史上最難関と言われました。LPGAの規定変更により単年登録制度は原則廃止。また、現役の高校3年生も受験可能となったことから、ツアーを戦ってきた選手、アマチュアで、トップレベルの活躍を見せた選手が一斉に受験となりました。結果がこちらです。

なぜ、5人とならなかったのかと言えば、後藤さん、プロテスト通らなかったのです。
えっ!と思ったのですが、合格者より2打差以内という特例措置での単年登録者。

2019 JLPGA プロテストの規定変更と結果
黄金世代やプラチナ世代、ミレニアム世代の台頭で、活況を呈する女子ゴルフツアー。彼女たちの技術はレベルも高く注目に値します。近年、急速にハードルの上がったJLPGAプロテスト。その主な規定変更と、2019年合格者について書いています。また、2020年のプロテスト規定も若干の変更があり、記載しています。

一応、QTも受験できたのですが、これまた微妙な64位。
シーズン前は、ステップで力を出すしかないかなと思っていたのです。

GDO記事にある、仮登録とは、この特例措置による、単年登録選手であることですね。
ゴルサバファンであれば、後藤さん出場回を見たと思います。
途中で脱落となってしまったのですが、その実力は垣間見えたと思います。
「アナタが戦う場所はソコじゃない」という感想を持ちましたが、もう来ました。

さて、残念ながらこれにも触れなきゃですね。
何と、安田祐香さん、思いもよらず、1打足りずの予選落ちです。

安田祐香 ホステス大会で国内2度目の予選落ち「1打の重みを感じる試合」
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あの安田さんにしては、何だか安定感に欠けました。
はっきりとわかるのが、アウトコースとインコースでの差です。

何だか、去年の全英女子オープン優勝、渋野日向子さんのスコアカードみたいです。
アウトでは、ボギーが5つとダブルボギーが1つ。
インでは、5バーディー、ノーボギーです。
残念ながら昨年アマチュアで楽々予選を通過してローアマを獲得したこの試合。
プレッシャーというより、調子が上がってこなかったのだと思います。

さて、優勝争いです。これを予想しろというのも、無理な話です。
アースモンダミンカップでも、最年少だった最終日最終組。
それでも、優勝は渡邉彩香さんと鈴木愛さんのプレーオフだったのですから。

一応上位陣に続いてのリーダーボードを貼っておきます。

誰が見ても大混戦です。
首位が-8なのですが、3打差までの-5で、22人。
ワンチャンスあると思う、4打差までだと、28人です。
優勝スコアによっても、変わると思いますが、2日目のベストスコアは藤本さんの64。
少なくとも20人くらいには可能性がある、熱くて暑い優勝争いです。

最終日のペアリングがこちら
後半の10組くらい、誰が来てもおかしくないので、1番から見逃せません。

大会最終日 優勝は笹生優花

誰がどう見ても混戦が予想された最終日。
20名以上の選手に優勝の可能性があるスコアの中でのスタートとなりました。
途中、驚きの快進撃を見せたのが、若林舞衣子さん。
産休明けの年。ママになっての出場ですが、伸ばしに伸ばした。
最終日、64のスコアは、大変素晴らしいと思います。

さて、そんな若林さんの快進撃を上回ったのが、笹生優花さんでした。
21世紀世代の19歳、花の高3トリオで、昨年プロ入り3人のうちの1人。
見事な最終日のスコア。

笹生優花さんのプロフィールについては、この記事が詳しいです。

規格外の飛距離、豊富な国際経験、3か国語は流ちょうに話せる。
既にこの優勝は、通過点に過ぎず、世界へと羽ばたいていくことだと思います。
同伴競技者で2位に入った藤田さいきさんへのインタビューが、凄さを物語っています。

まるでウッズ!圧巻プレーの笹生優花に同組・藤田さいきは「ギャラリーさんに見せたかった」
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印象的な部分を転載します。

藤田自身も6アンダー「66」で通算12アンダーの2位としたが、勝った笹生が抜けていた。飛距離では「軽く20ヤード」の差をつけられ、「あの年で、あんな完成したゴルフをされたら…。天才ですよ、天才。構えてあんなに入る雰囲気を出せるパターがすごいし、ショットの威力もすごい。ゴルフがでかい。完全にギャラリーでした」と舌を巻いた。

「LPGAではなくてPGA。タイガー・ウッズと回っているんじゃないかっていうくらい。止めに行くときはきちっとフェードを打っているし、飛ばすときはドローを打つ。いやー、面白い。ぜひギャラリーさんに見せたかった。彼女のゴルフはファンが増えると思います」と絶賛した。

最終の上位陣。最終成績はこちらです。

注目したローアマは順当に、麗澤高校3年生の六車日那乃さん。
もし、日本女子アマが開催されていたら、優勝候補の1人だったと思います。

笹生優花クラブセッティング

笹生優花さんのクラブセッティングはこちらです。

軽井沢優勝時のドライバーは、テーラーメイドM5、フェアウェイウッドとユーティリティーはマーベリック。
混成軍ですけど、アイアンは三浦技研を使用です。

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