古江彩佳が激闘2位 LPGAマッチプレー

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LPGAツアーで唯一のマッチプレーフォーマット、バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー。日本人選手で唯一参戦した古江彩佳さんは、自身で最高成績となる2位になりました。5日間、7ラウンドに及ぶタフな戦いでのプレーぶりは見事でした。

バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレーの概要

大会名称:バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー
開催日程:2022/05/25~2022/05/29
開催コース:シャドークリークGC(ネバダ州)
賞金総額:1,500,000US$

大会フォーマットはマッチプレーです。

米女子ツアー唯一のマッチプレー戦 古江彩佳が挑む
◇米国女子◇バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー 事前情報◇シャドークリークGC(ネバダ州)◇6804yd(パー72) ツアーで唯一のマッチプレー戦が、25日から5日間の日程でネバダ州のシャドークリークGCを舞台に開催される。 出場64...

出場64選手が16グループに分かれ、各組4人が総当たり戦を3日間かけて行い、各グループ1位の16人が勝ち上がり方式のマッチ戦で優勝を争う。

つまり、最初の3日間は、グループによる勝ち上がり選手を決める予選ラウンド。
BEST16が決まったあとの4日目と5日目に決勝ラウンドを行ないます。
優勝するためには、4日目と5日目、それぞれ、36ホール、計72ホールを戦うというタフなものです。

古江彩佳グループラウンドの戦い

古江彩佳さんは、グループ10に入り、ポーリン・ルッサンブシャール、カルロタ・シガンダ、
エンジェル・インと勝ち上がりをかけた戦いに挑みました。結果は、

古江彩佳 EVEN ポーリン・ルッサンブシャール
古江彩佳 3&2 エンジェル・イン
古江彩佳 2&1 カルロス・シガンダ

2勝1引き分けとなり、グループ1位。
BEST16に進み、ここからが勝ち上がりのトーナメントになります。

古江彩佳決勝トーナメントでの戦い

大会4日目、BEST16決勝の相手は、ポーラ・レト。
この試合を2&1で勝利し、BEST8に進みました。
戦いがタフなのは、ここからで、同じく4日目の午後に準々決勝となります。
この準々決勝が激戦でした。

古江彩佳が4ダウンから大逆転 22ホールの激闘制し準決勝に進出
◇米国女子◇バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー 4日目(28日)◇シャドークリークGC(ネバダ州)◇6804yd(パー72) 決勝トーナメント1回戦と準々決勝が行われた。古江彩佳は午前中の1回戦で、ポーラ・レト(南アフリカ)を2&1を...

ジョディ・ユワート・シャドフとの戦いは18ホールで決着がつかず、エキストラホールへ。
結果、22ホール目で下して、BEST4に進出を決めました。

古江彩佳最終日の戦い

最終日は大会5日目となります。
準決勝で勝てば、決勝へ。負けても3位決定戦。
つまり、4日目と5日目は各36ホール、計72ホールという体力勝負です。
コースはネバダ州、何となく同じ週に開催されたメイプルポイントゴルフクラブと少し似ている。
メイプルポイントゴルフクラブは富士山が見えますが、ネバダ州は岩肌がむき出しの山です。

コースの特徴は、グリーンが広くてアンジュレーションがきつい。
コンパンクションは激硬で、ラフは深い。
つまり、日本国内のセッティングだと、メジャー級です。
加えて最終日は、パッティングに影響が出るほどの強風でした。

大会最終日、午前中の準決勝の結果は、

古江彩佳 3&1 リリア・ヴ

いよいよ午後は決勝、相手は2009年の全米女子オープン優勝のチ・ウンヒです。
ほぼ互角に近い戦いでしたが、9番でイーグルを奪われてリードされ追う展開。
残念ながら優勝とはなりませんでしたが、実に見事なプレーぶりでした。

週末2日間で72ホールの激闘 古江彩佳が米ツアー自己最高2位
◇米国女子◇バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー 最終日(29日)◇シャドークリークGC(ネバダ州)◇6804yd(パー72) 外せば負けのパーパットがひと筋右を抜ける。古江彩佳の長い一週間が終わった。決勝トーナメントを戦った2日間だけ...

 

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古江彩佳が得たもの

この大会で2位となり、賞金、$141,906を獲得。
それ以上に大きいのがポイントレースです。
320ptを一気に加算し、通算で524.072ptとなり、順位を24位に上げました。
これで、年間シード権へ確実に進むことができました。

惜しくも初優勝はならなかったものの、収穫は大きい試合になったと思います。

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