ステップアップツアーは連戦となり、第11戦、中国新聞ちゅーピーレディースカップが開催です。前の試合で優勝した櫻井心那さんが年間賞金ランキング1位に大きく前進。2位までが来季レギュラーツアー前半戦の出場権を確保できるので、重要な後半戦に突入です。
昨年の優勝は、石川怜奈さんですね。
順次更新記事ですので、目次からジャンプしてください。
2022 中国新聞ちゅーピーレディースカップ 大会概要
大会名称:2022 中国新聞ちゅーピーレディースカップ
開催コース:芸南カントリークラブ (6,545 Yards/Par 72)
開催期間:9月22日~9月24日
賞金総額:2,000万円
優勝賞金:360万円
出場人数:108人(予定)
決勝進出順位:2R終了時 50位タイまで (予定)
2022 中国新聞ちゅーピーレディースカップ 放送予定
スカイAで下記の中継になります。こちら。
9月22日(木) 8:00~11:15 / 12:30~16:30(LIVE)
9月23日(金) 8:00~11:15 / 12:30~16:30(LIVE)
9月24日(土) 8:00~11:00 / 12:00~16:00(LIVE)
放送陣は以下の通り。岡本綾子さん恒例の解説です。
ラウンド解説:藤井かすみプロ
実況:伊藤史隆(ABCテレビアナウンサー)
リポーター:小西綾子
2022 中国新聞ちゅーピーレディースカップ 出場選手
JLPGA第1回リランキング後の前の試合から、選手の入れ替わりが見えました。
前半戦をレギュラーツアーで戦っていた選手で、後半戦はステップ中心となる選手もいますね。
初日のペアリングがこちら。注目組は、
18組 10:55 石川怜奈、小林夢果、服部真夕
山陽新聞レディースカップで上位の選手がアウトコース終盤組です。
しかし、ステップは誰が来るか、大変予想が難しいです。
前半戦をレギュラーツアーで戦っていた選手は、もちろん地力はあります。
一方で、この2週間は特にルーキーの活躍が目覚ましい。
出来れば年間の賞金ランキング2位以内を目標にしての優勝を狙うでしょう。
そして、年間賞金ランキング10位以内も実は大きい。
年末にあるQTですが、ファーストは免除になり、ファイナルQTから参戦できます。
また、アマチュア勢は、寺岡沙弥香さんが出場。
東海クラシックではローアマを獲れませんでしたが、今年の日本女子アマチャンピオンです。
2022 中国新聞ちゅーピーレディースカップ 予選ラウンド
予選ラウンド2日間が終わりました。
絶好のコンディションにも恵まれ、上位陣は快調です。全体がこちら。
POS | PLAYER | SCORE | TODAY | 1R | 2R | 3R | TOTAL |
1 | 櫻井 心那 | -9 | -7 | 70 | 65 | 135 | |
2 | 宮澤 美咲 | -7 | -2 | 67 | 70 | 137 | |
3T | 村田 理沙 | -6 | -2 | 68 | 70 | 138 | |
3T | 永嶋 花音 | -6 | -1 | 67 | 71 | 138 | |
5T | 西山 ゆかり | -5 | -4 | 71 | 68 | 139 | |
5T | フェービー・ヤオ | -5 | -4 | 71 | 68 | 139 | |
5T | 常 文恵 | -5 | -3 | 70 | 69 | 139 |
初日は、94期生ルーキーの宮澤美咲さんが首位発進。
2日目に、同じく同期の櫻井心那さんが追い付き、首位に立ちました。
櫻井心那さんは、まだ余裕さえ感じさせるプレーです。
恐るべし、94期生、18歳のルーキーです。
先週に続き、2連勝なるかどうかが見どころだと思います。
2022 中国新聞ちゅーピーレディースカップ 最終日
優勝争いは、櫻井心那さん次第と見ていました。
それは、当たっていて、結果は見事なプレーでした。
櫻井心那 2戦連続3勝目
地力や調子からして、頭1つ抜けていると見えた櫻井心那さん。
その見立て通り、追いすがる後続との差をはかりながら勝ったという印象です。
最終の上位陣、全体がこちら。
POS | PLAYER | SCORE | 1R | 2R | 3R | TOTAL |
優勝 | 櫻井 心那 | -11 | 70 | 65 | 70 | 205 |
2 | 常 文恵 | -10 | 70 | 69 | 67 | 206 |
3T | 薮田 梨花 | -8 | 71 | 70 | 67 | 208 |
3T | 村田 理沙 | -8 | 68 | 70 | 70 | 208 |
3T | 宮澤 美咲 | -8 | 67 | 70 | 71 | 208 |
6T | 篠崎 愛 | -6 | 72 | 72 | 66 | 210 |
6T | 永嶋 花音 | -6 | 67 | 71 | 72 | 210 |
8T | フェービー・ヤオ | -5 | 71 | 68 | 72 | 211 |
8T | 西山 ゆかり | -5 | 71 | 68 | 72 | 211 |
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櫻井心那 賞金ランキング1位を独走
この結果を受けての、ステップアップツアー年間賞金ランキングです。
順位 | 氏名 | 金額 | 優勝回数 | 試合数 |
1 | 櫻井 心那 | ¥16,792,100 | 3 | 11 |
2 | 大林 奈央 | ¥7,198,000 | 1 | 8 |
3 | 川﨑 春花 | ¥7,116,000 | 1 | 5 |
4 | 篠崎 愛 | ¥6,926,714 | 0 | 10 |
5 | 脇元 華 | ¥6,290,666 | 1 | 4 |
6 | 宮澤 美咲 | ¥6,231,000 | 0 | 10 |
7 | 丹 萌乃 | ¥5,636,000 | 0 | 11 |
8 | フェービー・ヤオ | ¥5,385,250 | 1 | 7 |
9 | 平井 亜実 | ¥5,031,714 | 1 | 11 |
10 | 薮田 梨花 | ¥4,949,000 | 0 | 11 |
櫻井さんは、2位に1千万円近くの差を付けました。
ステップの残りは、あと6戦。
次戦は、フラッグシップイベントの、Sky レディースABC杯です。
ここには、リランキングから漏れたレギュラー参戦組も出場してくるタイミングです。
もちろん、賞金も高いのですが、こういった選手との戦いも楽しみです。
そして、少なくともこれで、櫻井さんの年間賞金ランキング2位以内は確定だと思います。
そうなると、来季は、QTを受けることなく、前半戦はレギュラツアーに参戦となります。
楽しみな大王製紙エリエールレディス
既に、先週の山陽新聞レディースカップ優勝で、今季の大王製紙エリエールレディスへの出場権を獲得しています。
櫻井さんに限っては、その試合までにどうやってコンディションを整えていくか?
それを最優先に取り組んでも良いと思います。
スポット参戦ながら、meijiカップでも2位の実績を持つ櫻井さんです。
エリエールでの上位進出、優勝争いも十分に期待できます。
今後に期待の選手
リーダーボードを見れば、新人と若手が目を惹きます。
ステップで賞金ランキング10位に入ればファーストQTは免除となるので、そこは狙いたいところですね。
薮田 梨花(3位タイ:-8)
「次はステップの中で一番大きい試合です。最近、ダメだったけど、最終日に優勝争いでスコアを伸ばせたのは自信になりました。以前はスコアに繋がらなかったけど、だんだん調子も上がってきてる。残り試合で優勝をしたいですね」
宮澤 美咲(3位タイ:-8)
「今回達成出来なかったけど、次週も毎日60台を目指したい。そこから上位争い、優勝争いができたら良いですね。3度目の最終日最終組で、これまではズルズルとスコア落としてしまっていた。きょうは出だしでボギーでも、すぐバーディーで取り返して、スコアを1つ伸ばして終われました。少しずつですけど成長しています」
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ローアマは寺岡沙弥香
この試合には、今年の日本女子アマチャンピオン、寺岡沙弥香さんが参戦。
初日、2日目と良いところは見えましたが、最終日は崩してしまいました。
日本女子アマチャンピオンの権利で、プロテストは最終から受験できます。
寺岡さん、実はプロテスト受験は3度目になります。
高校は、大阪学院大学高校卒で、2002年生まれ。
つまり、あの川﨑春花さんの1年先輩にあたります。
また、2021年度合格の仁井優花さんとは同級生。
ですから、今年のプロテストは頑張りどころです。
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