ゴルフのルールはR&Aが主導し決定します。
直近では、2019年に大幅なルール変更があり、2022年にも一部ルールの変更がありました。
これに伴い、JLPGAでは、2022シーズン開幕前にローカルルールを発表。
JLPGAが主催、または主管する競技に当てはまります。
主な変更点は以下の通りとなります。
距離計測器の使用が可能
1.JLPGAトーナメントでの距離計測器の使用を認める。ただし、規則4.3aに基づき、高低差を計測することなどは認められません。
これは、2019年のルール改正で使用が認められていたものです。
実際にプロの試合では使われていなかったんじゃない?という声もありますよね。
つまり、これは国内女子に限らずですが、ゼネラルルールでは計測器の使用は可能。
主だったプロのツアーでは、ローカルルールとして使用不可としていました。
2022シーズンは、距離計測器の使用を認めるツアーが多くなりそうです。
こういった流れから、距離計測器の使用が認められたと思われます。
ただし、注意点があります。
1つは、高低差の計測は認められないことで、これは測定器側で切り替えができるモデルも多数です。
そして、以下2つの試合は主管がJLPGAでは無いので、主管に従うことになります。
※下にある、長尺ドライバーの規制も同様です。
※日本女子オープンはJGA、TOTOジャパンクラシックは米LPGAツアーが主管。
長尺ドライバーの規制
2.46インチを超える長さのクラブ使用は禁止とする。ただし、パターを除く。
これは2022年、R&Aのルール改正の主旨に沿ったものです。
そもそも、この長尺規制は、R&Aがローカルルールとして提示したものです。
ゼネラルルール、ローカルルールの区分けが一見、ややこしいです。
簡単に言えば、ゼネラルルールは全てに適応されるもの。
つまり、距離計測器であれば、基本は、世界中、どのコースでも使用ができますよという立ち位置。
ただし、試合によっては、主管者がローカルルールで使用を禁止できますという内容です。
一方で、長尺規制は、そもそもローカルルールとして提示されたものです。
ですから、一般的に競技と関係がないゴルファーでは、46インチを超えるドライバーは使用できます。
長尺ドライバーの、プロツアーにおける使用については、特にPGAプレイヤーが飛距離の恩恵を受けるケースがあったことが理由という説が多いです。
その真偽については明らかにされていませんが、競技に関係のないゴルファーは問題なく使用できます。
長尺ドライバーは誰でも使えば飛ぶかと言えば、そうではありません。
打ちこなすには技術も必要なので、ルール自体が議論をよんでいるところです。
ただし、特にPGAツアーなどでは、これ以上、各選手の飛距離が伸びると競技性も変わってしまう。
つまり、ほぼ全てのプレイヤーが300ヤード以上飛ばすとなると、コースが対応できない。
そうした事実も背景にあると想像されます。
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