2020年度のJLPGAプロテストも、いよいよ最終です。
93期生への道も、最終段階。
日程、会場、出場選手、ペアリング、結果を順次、書き加えていきます。
会場と日程
静ヒルズカントリークラブ(茨城県)
大会規定
大会出場選手とペアリング
大会初日のペアリングが出ました。こちら。
35組で、103選手が出場します。
第2次予選を勝ち上がった選手がこちらです。
第2次予選通過が95選手でしたので、プラスアルファがファイナルから登場ということになります。
単年登録選手では、リハナ、フォンスーミン、ヌック・スカパン、後藤未有といった、今季、ツアーを戦っている選手がエントリーしており、アマチュアでは、六車日那乃さんらが、最終から参戦ということになります。
また、2019年ステップアップツアー優勝の小貫麗さんは、最終から出場です。
最終プロテスト回避ルートを選択した髙木優奈
小貫さんと同資格の髙木優奈さんはエントリーが無く、今回のプロテストを回避。
出場権のある、アース・モンダミンカップに参戦します。
髙木優奈さんの場合は、第1回リランキングをクリアしていますので、まずは、アース・モンダミンカップまでの出場権はありました。そして、第2回のリランキングはアース・モンダミンカップ終了時となります。
暫定のリランキングがこちら。
アース・モンダミンカップ直前のリランキング順位は、27位。
リランキングの順位は、他の選手との兼ね合いがありますが、後半戦も、ほぼ出場できると思います。
そして、その後に予定されているのが、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン終了後に予定されている、リシャッフル。
これは、シード選手も対象となりますので、ここを勝ち抜いて行って、シード権を獲得できれば、プロテストを受験せずとも、JLPGA正会員への申請ができるということになります。
初日の結果 首位は-6
いよいよ最終プロテスト初日が始まりました。伸ばし合いになっています。
上位陣は以下の通り。初日の結果がこちら。
首位が-6ですが、有力と見られている、上野菜々子、後藤未有の両選手です。
しかし、上位陣は、アンダーパーでひしめきあっていて、-5にリハナさんらで3位タイ。
-4が6位タイ、-3が個人的に注目している平井亜実さんらがいて、9位タイ。
以下、-2が16位タイ、-1で24位タイ、イーブンパーだと、37位タイとなってしまいます。
初日で全てを語る訳にもいきませんが、目安となる合格圏内だとアンダーパーの世界です。
2日目のペアリングはこちらです。
2日目の結果 佐久間朱莉が-11で首位
プロテスト2日目の結果です。上位陣。全体がこちら。
佐久間朱莉さんが-11までスコアを伸ばし、首位浮上です。
佐久間さん、アマチュア時代の戦績がこちら。
主だったところでは、2019年の日本ジュニアで2位タイ。
プロのレギュラーツアーでは、樋口久子三菱電機レディスでローアマを獲っています。
さて、2日目も伸ばし合いとなり、-4で13位タイで20選手。
-3になると、21位タイとなり、30選手ということになります。
3日目のペアリングがこちら。3日目にはサードカットがあります。
合格ライン近辺は僅差です。2日目もベストスコアは65が出ています。
上位選手も気を抜けないですし、圏外からも巻き返しが可能な混戦です。
3日目の結果 スコアが分かれる
プロテスト3日目の結果です。上位陣。全体がこちら。
上位はスコアを伸ばした選手が多いのですが、下位は落とした選手が全般に多いです。
首位には、昨日に引き続きスコアを伸ばした、佐久間朱莉さんで、-13までいっています。
合格ライン近辺を見ると、-4が17位タイで21選手。-3が22位タイで26選手です。
しかし、以下でも、-2が27位タイで2選手、-1が29位タイですので、可能性は残ります。
3日目で、カットがありました。80位タイの82選手が最終日に進みます。
最終日は独特の緊張感があると思います。
安全圏という言葉が、最もそぐわないのが、プロテストです。
最終日のペアリングはこちらです。
最終日 20位タイまでの22選手が合格
プロテスト最終日の結果が出ました。合格ラインは-4。20位タイまでの22選手が合格です。
合格選手は以下の通りとなります。
トップ合格は、2日目に首位となった佐久間 朱莉さん。圧巻でした。
合格者22名の一覧とアマチュア時代の実績
尚、氏名にアマチュア時代の戦績、JGAプロフィールをリンクしてあります。
リハナ、フォンスーミンの両選手は、単年登録でツアーに出場なので、JLPGAのプロフィール、篠崎愛さんは、既にゴルフサバイバル等でもおなじみの、元単年登録選手で独自の活動をしていますので、自身のYouTubeをリンクしてあります。
1 佐久間 朱莉 -18 67 66 70 67 270
2 松本 珠利 -15 68 67 70 68 273
3 岩井 明愛 -12 70 71 69 66 276
4 内田 琴子 -11 71 67 67 72 277
5 橋添 穂 -10 71 65 69 73 278
6 後藤 未有 -9 66 69 75 69 279
7T 工藤 優海 -8 69 71 69 71 280
7T リ ハナ -8 67 69 71 73 280
9T 小倉 彩愛 -7 70 73 67 71 281
9T 岩井 千怜 -7 71 69 70 71 281
11T 薮田 梨花 -6 70 73 70 69 282
11T 平井 亜実 -6 69 70 73 70 282
11T 浜崎 未来 -6 69 68 75 70 282
11T 阿部 未悠 -6 68 69 75 70 282
11T 植手 桃子 -6 69 72 68 73 282
16T フォンスーミン -5 73 69 69 72 283
16T 篠崎 愛 -5 69 71 71 72 283
16T 山田 彩歩 -5 69 70 72 72 283
16T 上野 菜々子 -5 66 69 73 75 283
20T 桑木 志帆 -4 67 71 76 70 284
20T 東 風花 -4 72 73 67 72 284
20T 奥山 友梨 -4 74 66 69 75 284
プロテスト合格者のコメント
注目していた、平井亜実さんのコメントは引用します。
平井 亜実(11位タイ:-6)
「知り合いの方々から、おめでとうとおっしゃっていただいて実感が沸いた。すごく嬉しかった。プロテストもこれまで5回受け、本当に受かるのかなと思っていた年もありました。勝つか、負けるか、優勝するか、予選落ちをするかの勝負ができる選手になりたい」
入会式は静ヒルズで実施
例年であれば、後日、別会場で行われる入会式。
今回は、最終プロテスト会場である、静ヒルズカントリークラブで行われました。
そして、合格ならなかった選手。間もなく2021年度のプロテストが始まります。
コメント
高木優奈さんの選択には驚きましたが、まあ既にレギュラーツアーで戦う力がありますからねぇ。
岩井姉妹、六車さん、フォンスーミンさん、リハナさん…、レギュラーツアー、ステップの優勝者、上位の常連が揃っていて、テレビ中継してほしいぐらいですね。
髙木優奈さんの選択は、あり得るけど、可能性は50%以下くらいかと思っていました。何かしらのことがあった場合、やっぱりテストには合格しておいた方が良いので。ただ、自力で認定プロになるって選択も力強いので応援します。現状のプロテストのレベル、ステップアップツアー以上、レギュラーツアー未満くらいはありますね。プロテスト合格のルーキーがレギュラーで勝つ時代なので、即戦力ですよね。と言うか、全米女子オープンまで獲っちゃいましたから。(^▽^;)
いやー、皆さん若い。
そんな中、平井さん、植手さん、篠崎さん、山田さん合格おめでとう!
もう黄金世代以上の年代はベテランになっちゃいますね。
後藤さんも昨年の1打差不合格をリベンジしましたしね。
それにしても佐久間さん、岩井ツインズはじめ10代ゴルファーは強い!
一方、シードに賭けた高木優奈さん、アースモンダミン12Tと健闘中です。
確かにですね。その中、篠崎さんの合格は、かなり特筆だと思います。今は三觜コーチに師事していると思いますが、スイングを根本から変えるところから始まったようです。後藤さん、小倉さん、上野さん、前回の有力組ですが、再挑戦が叶ったのは良かったですね。髙木優奈さんの決断は迷った末だと思います。2021年度のテストも目前なので、アースでは、何とか上位入賞を狙いたいです。