2021年、女子ゴルフLPGAツアー、メジャー第3戦が、KPMG全米女子プロゴルフ選手権。
いわゆる、全米女子プロです。
日本からは、笹生優花、畑岡奈紗、渋野日向子、上原彩子の4選手が出場し、6月24日から27日までの開催となります。
大会概要
KPMG全米女子プロゴルフ選手権
開催日程:2021年06月24日-06月27日
コース:アトランタ・アスレチックC(ジョージア州))
賞金総額:4,500,000ドル 優勝賞金:675,000ドル
大会サイト:日本語版がこちら、英語版がこちらです。
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— KPMGWomensPGA (@KPMGWomensPGA) June 23, 2021
放送予定
放送は、WOWOWの一択となります。WOWOWライブです。こちら。
6/24(木)深夜0:00 第1日<前半>
6/25(金)午前6:00 第1日<後半>
6/25(金)深夜0:00 第2日<前半>
6/26(土)午前6:00 第2日<後半>
6/26(土)よる11:00 第3日
6/27(日)深夜1:00 最終日
出場選手とペアリング
出場選手とペアリングが発表になっています。こちら。
日本勢は、笹生優花、畑岡奈紗、渋野日向子、上原彩子の4選手が出場します。
全米女子オープンに笹生優花さんが勝った衝撃は確かに大きいです。
そういえばという感じで、当然ながら、プロアマ戦に出場しました。
人生初のプロアマ戦とのことですね。
とは言いつつも、女子ゴルフファンとしては、渋野日向子さんには期待します。
記事にある通りですが、アクサレディス後、LPGAツアーを転戦していた、しぶこさん。
この試合が区切りとなり、日本に帰国します。
「(8月下旬の)全英は出る予定」と渋野は言うが、4週間後の「エビアン選手権」は「考え中」。全英までに国内ツアーで数試合に出場するか、「エビアン―」を含む米ツアーに出続けるかの判断を、早ければ今週中にすることになる。(※協会選考選手のエントリー締め切りは3週前の金曜日午後5時)
「この3カ月でなにが成長できたかなって考えると、ショットの精度は日本を出る前より高くなっているし、自信を持てるようになってきた感覚はある。結果には結びついていないけど、そこはプラスにとらえて良いのかな」
挑戦の年となった2021年ですが、メジャーで爪痕を残して欲しいです。
大会初日
大会初日の首位発進は、-5でリゼット・サラス選手。
日本勢にとっては、厳しい発進となっています。
メジャー連勝を目指す笹生優花は1オーバー・39位タイ、前回のメジャー「全米女子オープン」で笹生にプレーオフで敗れた畑岡奈紗は3オーバー・75位タイ。上原彩子は渋野と同じ4オーバー・93位タイとなっている。
大会2日目
大会2日目は予選カットがあります。
初日出遅れた日本勢は、巻き返しを図りたいところ。結果は、
スコアが出るコース、ネリー・コルダが63を出し、通算-11で首位。
気になる日本勢は、笹生優花、渋野日向子の両名が予選を通過です。
特に渋野日向子さんは、圏外からミラクル的に予選通過です。
見事なものです。米ツアーの集大成としてプレーしてもらいたいです。
大会3日目
大会3日目は・・・。
冷静に記事とか、書けないです。それは、
しぶこさんのキャディが、PCR検査で急きょ、陽性反応。
3日目の朝になって、しぶこさん自身は陰性ということでプレーはできました。しかし、
キャディのほか、行動をともにしていたマネジャー、トレーナーもコースへの入場は許可されず、英語を話せない渋野が一人きりという緊急事態。「(キャディなしで)セルフでやろうかと思ったけど、(規則で)ローカルキャディをつけなきゃダメだって言われて…」。地元在住で、当地と近隣のイーストレイクGCで12年キャディとして働くユスフ・ワジールディン氏(50歳)に急きょバッグを担いでもらった。
初対面のおじさんに、当日いきなり英語も話せないしぶこさんがキャディをしてもらっても・・・。
メジャー大会で、結果が出るはずも無く・・・。
17番パー3では、4度の池で+7の10打・・・。
ロープ外には多くの日本人ギャラリーも付き従い、1つのショット、1つのパットに対して「ナイスショット!」「入れ!」という声援が飛び続けた。4つあるパー5のうち、3つできっちりとバーディを奪い、池に囲まれた左端にピンが切られた4番(パー3)も「めっちゃ怖かった」というものの、6Iで右3mにピタリとつけてバーディとした。終わってみれば4オーバー「76」。「10」を叩いた1ホールを除けば、3アンダーのラウンドだった。
インタビューでこれだけ泣いたのは、しぶこファンの自分も記憶にありません。
ホールアウト後、渋野は「本当に不安だらけだったけど、回りきれてよかったです」というと、こらえてきた涙がポロポロとこぼれ落ちた。「本当につらい中、みなさんの声援のおかげで最後までがんばれました」
大会は、明日、最終日です。
大会最終日
何しろ、渋野日向子さんがプレーできるのかどうか?まずは、そこからでした。
帯同キャディは、PCR検査陽性のため、3日目に引き続き、ハウスキャディのユスフ・ワジールディン氏が相棒を務めます。
最終日の渋野日向子
3日目に池4発で10打を叩いたメンタルは大丈夫なのか?
しかし、渋野日向子という選手は、大したものだと思います。
「多くの選手は10をたたいたら崩れてしまう。だけど、彼女は最後まで戦い続けた。ライオンのハートを持っているよ」と渋野を評したワジールディン氏。「良いゴルファーというだけではなく良い人間だよ。謙虚だし、態度も素晴らしい。彼女には明るい未来が待っているよ」
間違いなく、ユスフ・ワジールディンさんも、しぶこファンになったと思います。
18番グリーン脇で選手名をアナウンスする男性に「彼女はきょうどうだった?」と声を掛けられた。「5アンダーだよ」と応えると「グッドデイ」とうなずいた。悪い日もあれば、良い日もある。長い4日間を戦い終えて「いろんなことを経験できたし、ちょっとでも成長するためには必要な経験だったとすごくプラスに考えられている。その中でこういう結果を最終日に残すことができて本当に良かった。逃げずにやってよかった」と笑った渋野。
この大会、最終日のスコアは67、最終順位は40位です。
渋野日向子さん、約3か月に及んだ米LPGAツアーの転戦はひと区切りです。
最終日の笹生優花
笹生優花さん、実はこの試合からは、LPGAツアーメンバーとしての参戦です。結果は、
3日目を終わって、42位からの最終日。スコアは、1イーグル5バーディ、2ボギーの67。
通算3アンダーは、21位という結果です。
あの全米女子オープン優勝の歓喜も冷めやらない中、一定の結果を出しました。
笹生優花さんは、LPGAのツアーメンバーとなったので、今後は世界を転戦します。
日本国内の試合は?と言うと、決定したのが、東京オリンピック。
笹生さんは2つの国籍を持っていますが、フィリピン代表として出場します。
優勝は、ネリー・コルダ
さて、この大会、優勝はネリー・コルダでした。
通算19アンダーで逃げ切り、先週に続き、2週連続優勝。
意外なことに、メジャーは初優勝となります。
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