【試打レポート】タイトリスト TSi3ドライバー

タイトリスト、TSi3ドライバーの試打レポートです。
本来であれば試打して確認してから購入するのですが、今回は変則。
品薄ということもあり、狙いをつけて、先に購入。
買ってからのレポートとなります。

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タイトリストTSシリーズも試打していました

昨年、Titleistは、TSシリーズ、1から4のドライバーを発売しています。
私も、917D3のユーザーだったので、興味を持って試打しました。
特にTS3は系譜としては、917D3の後継と見たので、興味深々だったのです。

しかし、ネーミングを919にせず、TSとした通り、大きく方向性が変わっていました。
最も変わったと感じたのは、打感。
いわゆる、「弾き系」と言うか、初速重視のモデルになっていました。
もちろん飛距離的には、正しいことかもしれませんが、やっぱり違和感がありました。

つまり、打った感じと打ち出された球の感じが一致しなかったのですね。
音も甲高いもので、個人的には、何だか違うなぁで、購入には至りませんでした。

タイトリストTSi3ドライバーの特徴

キャッチフレーズ

タイトリストのHP、こちらから引用です。

DYNAMIC DISTANCE
SureFit® CGトラック搭載。
さらに思い通りの強弾道。

TSi3 Driverベネフィット

フェースの広範囲でハイスピードを実現し飛距離アップ
打点に重心を近づけるSureFit® CGトラック搭載
風に負けない強い弾道
操作性を生み出す伝統的なヘッド形状
力強い打感、引き締まった打音

キャッチフレーズには心惹かれるのですが、これは各社ともそうです。(;^_^A
ですから、打って見てどうだ?という感じです。検証しましょう。

TSi3ドライバーの試打スペック

試打とは言え、購入済なので、購入スペックです。(;^_^A

ヘッドは、こんな感じです。

最近のモデルにしては、全体的に小ぶり感。
構えて見るとこうですね。

体積は460ccあるので、小さくはないですが、シャロー過ぎない。
917D3ユーザーとしては、最も違和感がないですし、オーソドックスです。

シャフトは標準でいくつか用意されています。
オリジナルのTSPシリーズが2種類、ツアーAD装着モデルが2種類。
何と言っても在庫薄だったので、すぐ購入できたTSP110になりました。

ラインナップで最も軽量のシャフトですが、クラブの総重量は301gです。
一応、自分基準では、300gを基本としているので、無難な選択です。

見た目で最も変化があったのが、フェース面です。

打球面に、ミーリングと言うか、ザラザラ面があります。
・・・サンドペーパーの1500番くらいのザラザラです。←わかりますかね?
このフェースが、ATI425チタン採用ということで、ゴルフ業界で初採用とのことです。

TSi3ドライバーを振ってみた

重量が301gなのですが、問題は振り感。
ここがよろしくないと、オンプレーンで振れません。
素振りの段階から良い感じ。
一体感があって、違和感なく振り抜けます。
一応、カタログ上のスペックで、バランスは、D2.0です。
ヘッドは効いている感じがします。

TSi3ドライバーを打ってみた

最近のドライバーには、ほぼ、弾道調整機能、カチャカチャがついています。
自分もタイトリストはVG3、917D3と使ってきたので、慣れています。

まずは、どノーマルで打って見ました。
結果は、やや低めのスライス。

まぁまぁ、これは、過去使用モデルと同じ傾向なので、ここから調整です。

TSi3ドライバーの弾道調整

TSi3ドライバーの弾道は2つの調整ができます。
スーパーフィットと名付けられています。まずは、ホーゼル部分。
いわゆる、シャフトとヘッドの接合部ですね。

標準はA1なのですが、これを自分用ということで、C3に変えます。
ロフト角、ライ角ともに1つ分アップライトになる感じです。

そして、ヘッド後部のウェイトも変えました。
SuperFitのCGトラックですね。

こいつも、1つ分、ドロー寄りのH1にしました。

試打インプレッション

いくつかのポイントに分けて書いていきます。

TSi3ドライバーの弾道

まずは、弾道からいきます。
理由は、これが最も特徴的だったからです。

何が特徴的かと言えば、明らかに低スピン。
打球が最高点APEXで、クンッと前に行きます。

普通は、フッと上に行くのですが、これは初体験でした。
ですから弾道は自分史上最も強いし、風にも強そう、ランも出る感じです。

TSi3ドライバーの打感

これも、全く予想通りのものでした。
TSシリーズであった甲高い音はなくなりました。
ミットを叩いているような打感と手応え。
これを待っていた!という感じです。

TSi3ドライバーの操作性

これも、予想通りです。
ドローもフェードも打てる。
基本は、ストレートになるようカチャカチャで調整はしました。
それでも、打ち方によって、球筋を打ち分けることができます。

TSi3ドライバーの許容率

ミスヒットの許容率ですが、917D3との比較では、明らかに改善です。
芯に当たらなくても、ザラザラ部分に当たっていれば、それなりに飛びます。
特に、こすった、薄いといったときにも、飛ぶのはありがたい。
サイドスピンも抑えられ、その分、直進性が高まっているように思います。

ということで、試打した感じでは、100点と言って良いかと思います。

オススメできるユーザー

とは言え、万人向きかと言えば、そうではないと思います。

まずは、つかまり。
つかまりは、最近のドライバーと比較すると良い方ではありません。
と言うか、最近はつかまりが良すぎるモデルばかりだったので、苦労していたのですけど。
ですから、つかまりを求める方には不向きで、自分でつかまえられる人に向いていると言えます。

それから、気になる球の上がり具合。
これも、他社モデルと比較すると、上がりにくい部類に入ります。
ですから、元々球が上がらなくて苦労する方には向きません。
とは言っても、弾道調整を使えば、ある程度は上がります。

高さを求める方は、弾道調整を使うか、他のモデルを選ぶ選択になると思います。
初タイトリストで直進性を求める人は、TSi2を、軽量を求める方はTSi1が良いと思います。

試打レポートのまとめ

ということで、自分には、ベストマッチと言えます。
ただし、万人向けではないですから、他のモデルとも比較してくださいね。

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