【試打レポート】ヤマハ RMX VD ドライバー

ヤマハレディースで髙木優奈さんが告知していた、RMXシリーズの無料レンタルキャンペーンを使い、RMXVDドライバーを試打しました。シャフトは標準のYRとフジクラのスピーダ-NX。ヘッドの素性が良いため、球も打感もよじれない。トータルバランスに優れたドライバーという印象です。

自分は元々ヤマハユーザーでもあり、最近ではユーティリティーを購入しました。

【試打レポート】ヤマハ YAMAHA VDユーティリティ-
2021年秋に発売された、ヤマハのVDシリーズ。それまでの製品とは一線を画す、意欲的な製品です。ドライバーからアイアンまでのラインアップですが、フェアウェイウッドの評価が高いです。今回、試打したユーティリティ-は、非常に完成度の高いモデルでした。

また、過去には116を所有していた時期もあり、120も試打しました。

【試打レポート】ヤマハ RMX116ドライバー
アイアンは長年ヤマハを使っているユーザーの自分。ドライバーはタイトリストがエースなのですが、試打して好印象だったのが、RMX120ドライバー。新製品で買うのはちょっとと思っていた時に出会った、RMX116ドライバー。中古で価格もお値打ちでした。試打レポートです。
【試打レポート】ヤマハ RMX 120 ドライバー
ヤマハのこだわりだった「音」を犠牲にしてまで飛距離アップに特化したと言われる、RMX 120 ドライバー。試打した感触はとても良いものでした。打感やつかまりも良いですし、直進性やミスヒットにも優れています。ドライバーと言えば最近は外資メーカーのものが目立つ感じですが、国産、頑張ってます。

比較検討をしていただけると幸いです。

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ヤマハ RMX VD ドライバーの特徴

ヤマハの公式HPはこちらです。

キャッチフレーズ

プロの要望に応える形状、操作性、直進安定性、そして飛距離。

最近は飛距離性能を前面に出すモデルが各社とも多いです。
その中、キャッチフレーズで、飛距離は4番目。
実際に打った感覚でも、操作性と直進安定性を重視したモデルという印象です。

主な特徴

圧倒的な直進安定性を叶える新機能
「RMX VDウェイトシステム」搭載(*特許出願中)
「すべての人にスクエアインパクトを。」

ソールのヒール側にウェイトが装着されています。
これにより、慣性モーメント、5,003g・㎠を達成。
アベレージ向けVD59の5,820g・㎠には劣りますが、必要にして十分。
これくらいの方が、振りやすさと操作性で、中上級者は好みだと思います。

感性を科学し「飛ぶところで打てる」を実現

初速UP ① BOOSTRING テクノロジー
初速UP ② フェースの軽量化
RMX(リミックス)ドライバーに採用したリミックス・チューニング・システム(RTS)搭載
RTSスリーブではロフト角調整が可能

RMX VD ドライバー試打クラブのスペックと第一印象

試打したヘッドは、ロフト角、10.5度のモデルでした。

シャフトは、2種類をレンタルできました。
標準のYRの50g台のRシャフトと、スピーダーNXの60sです。

長さは標準が45.5インチ、スピーダーNXが45.25インチです。

構えた印象ですが、現用のブリヂストンTOURB JGRより、若干、逃げ顔です。
※撮影が下手くそで、強調されてしまっていますが、実際はそれほどでもありません。

実際に構えて見るとこんな感じです。

クラウンがいかにもカーボンですけど、構えやすいです。
スライサーの方は、少し不安に思うかもしれないですけど。
しかし、見た目の印象よりは、しっかりつかまってくれます。

RMX VD ドライバー 打音打感とつかまり

実際に打ってみましたが、非常に良いです。
JGRよりは、打音が若干低くなっていますが、標準的なものよりは高めです。
※JGRが非常に高音のため。

そして、打感ですが、一瞬、クッと食いついてから弾く感じです。
JGRは当たった瞬間に弾く、TSi3は、グッという感じで粘る、その中間です。
つかまりは、JGRよりは抑えられています。
※JGRや後継のB2のつかまりはハンパ無い感じなので。

適度なつかまりですが、左へ行くという感じはしません。
構えた顔の印象通りで、自分の場合、若干右へ行きたがる感じでした。
これは?と思い、スリーブでライ角をUPRIGHTポジションにしてみました。
すると、顔のすわりも良く、適度につかまった球になりました。

RMX VD ドライバー 飛距離とシャフト

さて、飛距離性能ですが、まぁまぁ飛ぶという感じです。

まずは、現用のJGRで肩慣らしをしたデータがこちら。

春になって少し振れるようになったので、こんな感じです。
※補正無し、練習場モードそのままの数値です。

まずは、標準のYRシャフトのRで試してみます。

格段に飛ぶというデータではありませんが、悪くは無い。
少し右目に出た球です。

続いて、スピーダーNXに変えてみます。

これも、悪くないデータです。
スピーダーNX装着は初めて打ちました。
全体的にしっかりしたシャフトですが、特別に走る感じでも無いです。
ただ、もっと振っていけそうなしっかり感はあります。

さて、シャフトを標準のYRに戻して、UPRIGHTポジションで。

データ的にはあまり変わらないのですが、球筋はつかまり、ほぼストレートです。
最後にスピーダーNXのUPRIGHTポジション。

こうしてみると、データ的には誤差の範囲ですね。(;^_^A

ただし、実際に振った感じと、球筋はかなり違います。

まず、感じたことは、標準のYRのRシャフトでも十分、しっかりしている。
これくらいのヘッドスピードでも十分に応えてくれます。
スピーダーの方が重くてしっかりしているので、もっと振っていけそうです。
ただし、こちらの体力がついてこない。(;^_^A

ですから、ヘッドスピードが40台前半の方は、十分に標準シャフトでも良いかと思います。
体力がある、振れるという方は、カスタムも選択肢だと思います。
カスタムの場合、スピーダーNXにするか、他を選ぶかは、好みだと思います。

実際にラウンドした印象

練習場だけではなく、今回は実際にラウンドしてきました。
標準のYRシャフトで、UPRIGHTポジションです。
結果は、まず、使用した13ホール中、11ホールでフェアウェイキープ。
感じたことは、直進性と安定性に優れます。

試打ラウンドレポート 明世カントリークラブ【2022R4】
ヤマハの新製品、VDドライバーが無料レンタルできたので、使い勝手を見るためにラウンドしてきました。ゴルフ日和の中、安定したドライバーショットで打てました。パー3を含めてバーディー3つは嬉しい誤算。ようやく春の訪れを感じさせてくれる桜のラウンドでした。

飛びについては、一発の飛びと言うより、安定的に飛ぶ。
スピン量が増えることもなく、中弾道で強く前に行く感じです。
それと、少しミスヒットしたときも、ヘッドや球筋がぶれない。
これは、実践で大きなメリットだと感じました。

RMX VD ドライバー オススメのユーザー

これは、好みだと思いますが、従来のヤマハユーザーは買い替えアリです。
特に、116、118、120を使っていた人には良いと思います。
実際、今回のモデルになってから、契約プロも続々スイッチしています。
女子ゴルフ、初優勝が期待される植竹希望さんもVDにスイッチしています。こちら
その他、女子では福田真未、有村智恵、永井花奈といった選手。
男子では、今平周吾、藤田寛之、谷口徹と、軒並みVDにスイッチしています。

やはり、直進性と安定性がある、左に行くようなミスが出にくい。
加えて、操作性もあるという点が買い替えるメリットと言えそうです。

打点がバラつく人は、VD59の方が良いかもしれません。
今回、試打はしていませんが、慣性モーメントがとてつもなく大きいです。

最後に他社製品と比べてどうかですが、実践に強いドライバーとしてはアリですね。
一発の飛びでは、外国製ドライバーの方が、若干有利な感じもあります。
しかし、いきなり曲がって、OBとか林に行ったのでは意味がありません。

適度なつかまり、操作性、安定性。
プロから信頼、アマでも使える、トータルバランスに優れたドライバーだと思います。

参考動画

 

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