本来であれば、シーズンも後半に行われる日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯。
それが、コロナ禍により中止が相次ぎ、今季の第4戦となります。
女子プロゴルファー、日本一を決める大会です。
大会概要
例年通り、前年度のプロテストが行われた会場での開催となります。
今年は、JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部です。
大会名称日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯
開催コースJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部 (6,640 Yards/Par 72)
開催期間9月10日~9月13日
賞金総額20,000万円
優勝賞金3,600万円
優勝副賞コニカミノルタA3カラー複合機「bizhub C250i」 提供:コニカミノルタ株式会社
出場人数132人(予定)
決勝進出順位2R終了時 60位タイまで (予定)
主催一般社団法人日本女子プロゴルフ協会
後援スポーツ庁、岡山県、笠岡市、福山市、朝日放送テレビ株式会社
特別協賛コニカミノルタ株式会社
大会URLhttps://champ.lpga.or.jp/2020/ こちら。
放送とインターネット中継予定
何せJLPGA主催ですから、例年、これは気合の入った中継内容です。
テレビでも、ほぼ全編生中継ですが、インターネット中継があります。
これは、完全生中継ですね。内容は、・・・多分大丈夫でしょう。
この大会は、アース・モンダミンカップでも適用された、予備日が設定されている大会です。
ABCテレビ
9月11日(金) 25:59 ~ 26:59 録画放送
ABCテレビ・テレビ朝日系列24局ネット
9月12日(土) 15:00 ~ 16:25 生放送
9月13日(日) 14:00 ~ 15:55 生放送
【予備日を使用した場合】
ABCテレビ・テレビ朝日系列24局ネット
9月14日(月) 13:49 ~
※いずれも予定
CSチャンネル「スカイA」
9月10日(木) 8:00 ~ 18:00 生放送
9月11日(金) 8:00 ~ 18:00 生放送
9月12日(土) 8:00 ~ 13:55 生放送
9月13日(日) 8:00 ~ 13:55 生放送
※いずれも予定
インターネットLIVE配信 You Yube JLPGA公式チャンネル こちら。
9月10日(木) 6:00 ~ 17:30
9月11日(金) 6:00 ~ 17:30
9月12日(土) 7:00 ~ 最終組ホールアウトまで
9月13日(日) 7:00 ~ 大会終了まで
※いずれも予定
初日と2日目のペアリング
2日目までのペアリングが出ています。初日がこちら。2日目がこちら。
出場選手は132名。割と偏ることなく均等に組まれたように見えます。
強いて言えばの注目組。
26組 11:40 勝みなみ 渡邉彩香 笹生優花
ここは飛距離の出る3人です。
ディフェンディングチャンピオンの畑岡奈紗さん、そして、渋野日向子さんは不在。
米ツアーのメジャー、ANAインスピレーションと同週開催となるからです。
大会の見どころ
女子ツアーでも、最古のメジャーです。
日本女子オープンと並び、名誉のある大会。
ですから、誰もが獲りたいタイトルだと思います。
攻略のポイントは、コースだと思います。
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木の少ない、典型的なリンクスコース。
プロテストの中継でも見ましたが、風がどれくらい吹くのか?
それによって、グリーンの速さを設定すると思います。
ただし、スコットランドのリンクスよりは、下が硬くない。
そのあたりを、どう攻めていくかが焦点となりそうです。
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稲見萌寧さん、インスタのストーリーで、
全英⇒自宅⇒全英って言ってたけど、言いえて妙な感じがしました。
注目の選手を挙げたいところですが、今回は本当にわからない。
今季の優勝者を見ても、復活の渡邉彩香、スーパールーキー笹生優花2勝、黄金世代小祝さくら。
それに、リンクスと言えば、AIG女子オープン6位に入った上田桃子さんもいます。
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誰に有利とは言えないと思います。
それから、昨年史上最難関のプロテスト合格組は、プロになって帰ってきました。
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大会初日
コースはリンクスということで、風がポイントだったのですが、
まぁ、微風で良いお天気、絶好のゴルフ日和でしたね。
ということで、スコアはおしなべて伸びました。
上位陣。全体がこちら。
珍しいのは、上から5人がインスタートでしたね。
それで、イミニョン、青木瀬令奈の2選手が、-6で首位。
それでも、かなりの混戦で、5打差の-1が37位タイで53人です。
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まずは、天候が良かったことと、グリーンがさほど速くない。
それで、コンパンクションは柔らかい。
ラフは長いところと短いところがあるので、スコアは落としにくい感じでした。
気になる、明日2日目のお天気。
今日と比べて、雨が少々、風も少々という感じでしょうか?
ということで、上位陣は明日も伸ばしそうです。
ミレニアム世代4人衆も、吉田優利さん筆頭に全員アンダーです。
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大会2日目
大会初日に比べ、若干の雨と風がありました。
そのため、初日は大変多かったアンダーパー選手、ここで明暗が分かれました。
2日目を終わっての上位陣は伸ばしましたが、落とした選手も多数です。
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ペヒギョン選手が首位ですが、ちょっと面白い上位陣です。全体はこちら。
実力者に混じって、澁澤莉絵留さんがベストスコアを出し、急浮上です。
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澁澤莉絵留さんは、注目のミレニアム世代。
プロテストも一発合格です。ただ、QTが良くなかったので、この試合がデビュー戦になります。
その、ミレニアム世代の4人衆ですが、こちらも全員が予選通過。西村優菜さん上位です。
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西村さん、プロテストも2位通過だったので、コースと合ってるのかもしれません。
去年このプロテスト通過者のうち、11人が出場、8選手がTOP25に入っています。
それだけ、プロテストのレベルが高かった証だと思います。
これまでなら、この本大会にはトップ通過だけが参戦可能。
その他選手はルーキーキャンプで、大会運営の裏方だったのです。
それを思うと隔世の感があります。
さて、既に大物感の漂い、絶好の位置のつける笹生優花さんの自己評価は、
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まぁまぁって・・・。本調子だったらどうなるのか。
末恐ろしいことを再確認しました。
さて、2日目と言うことで、予選カットがありました。
カットラインは+1。53位タイまでの68選手となりました。
何と、ここに鈴木愛さんが入ってしまいました。
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得意のパッティングが活きる距離まで寄せきれていない。
またアプローチも微妙な距離では外してしまった、かみ合わないこの大会でした。
大会3日目
大会3日目は予想もできない展開となりました。
2日目を終わった時点で、おそらく3日目も伸ばすだろうと予想した選手は、
ペヒギョン、笹生優花、高橋彩華、西村優菜、小祝さくらの5人。
そのメンバーは当たっていたのですが、予想外の健闘も出て、こうなりました。
上位陣。全体の結果がこちら。
まずは、自分の応援選手でもある、西村優菜さん。
優勝争いに加わるくらいまで、粘ってくれと思っていました。
それが、何と単独首位で最終日を迎えることになりました。
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ご承知の通り、西村優菜さんも、笹生優花さんもルーキー。
つまり、去年プロテストをこの会場で戦っていたのです。
それが、ルーキーイヤーの選手権で、堂々たる優勝争いです。
こんなことって、未だかつて、想像できたでしょうか?
もちろん、笹生優花さんは、この試合までも逸材ぶりをいかんなく発揮。
ですから、ある意味順当で、しかも、本調子ではない中で、この順位です。
まずもって、健闘だと思えるのが田辺ひかりさん。
私もですが、大方の人は、「ステップで上位争いをする選手」という認識だったと思います。
それが、選手権の3日目を、5バーディー、ノーボギーで乗り切るとは思わなかったです。
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ただし、田辺さんの場合は、ある意味、マイペースが良い方向に出ている。
まさか、メジャーの最終日最終組でまわるとは、想像もしていなかったでしょう。
正直なところ、経験を積む最終日になるかと思います。
では、ということで優勝争いは、最終組から数えて、3組、9選手です。
こういった展開を生んだのも、予想より崩れなかった天気です。
3日目も、朝少し雨が降ったものの、風は弱く、グリーンも柔らかく遅かった。
ですから、このような展開になったとも言えます。
明日の予報はこうなっています。
若干、風は出る予報ですが、悪天候というほどではないです。
と言うことは、ピンポジにもよりますが、スコアを落とすと優勝争いには加われません。
この9選手のうち、誰が伸ばしてくるかが楽しみです。
さて、アメブロでも書きましたが、西村優菜VS笹生優花という直接対決が過去ありました。
2019年、安田祐香さんが圧勝した第2回アジアパシフィック女子アマ。
と言うことは、2018年が第1回大会で、シンガポールのセントーサで行われました。
優勝争いは、4人によるプレーオフ。
その中に、日本代表の西村優菜さんとフィリピン代表の笹生優花さんがいました。
ただし、勝ったのは、世界を代表するアマ、タイのティティクル選手でした。
・・・彼女はしぶこさんが勝った全英女子オープンで、ローアマも獲りましたね。
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誰が勝つかはわかりません。
ただし、西村さんも、笹生さんも、あの試合は絶対に覚えていると思います。
西村優菜VS笹生優花、柔と豪という対照な2人。
ぜひ、プレーオフで、濃い戦いを見てみたい。
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最終日のポイントを3つ。
コースマネジメント
風に負けない強い球
パッティングをしっかりヒットすること
優勝スコアは、-15前後と予想します。
最終日 優勝 永峰咲希
混戦で始まった最終日は最後まで混戦でした。
優勝スコアは予想よりも低くなって、-12。
それだけ、風とグリーンが難しかった。
特に、岡本綾子さん設定の、ピンポジは徹底的に難しかったですね。
最終結果です。上位陣。全体はこちら。
最終組の1つ前から出た永峰咲希さんが、中盤、バーディー奪取で抜け出しました。
試合展開は、最初かっら4つのバーディーを獲って飛ばしたペヒギョン選手。
ただし、このままは行くまいと見ていました。
中盤、2つのダブルボギーで後退します。
一方で、ここぞと言って抜け出す選手もいない。
その中、ポイントで挙げた、打ち切るパッティングをしていたのが、永峰さんでした。
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本命視していた選手が伸ばせない中、最後まで優勝争いだったのが、伏兵、田辺ひかりさん。
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広島県福山市出身の田辺さんは、今回のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部は隣町のコース。
ジュニア時代から数えきれないほどラウンドした、準ホームコース。
それもあり、自信を持ってプレーしていました。
見ていた限り、こんなに自信を持ってプレーした田辺さんは、初めてだったかも。
12番と13番で連続バーディー奪取。
幻とあるのは、14番、15番も本当に惜しいバーディー逃しだったのです。
さて、個人的に期待した西村優菜さんは持ち味を発揮できず。
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最終日最終組の重い展開。耐えることはできても、バーディーが奪えなかった。
この経験は、是非、次戦以降に活かしてほしいです。
永峰咲希 クラブセッティング
見事なまでにテーラーメイド一色、スポンサー孝行です。
ドライバー:SIM MAX ドライバー(9度)
スピーダー 569エボリューション 7(硬さS)
FW&UT:M6 フェアウェイウッド SIM MAX フェアウェイウッド(3番15度)
SIM MAX レスキュー SIM MAX レスキュー(3番19度、5番25度)
6番 GAPR Hi (28度)
アイアン:P760 アイアン P760 アイアン(6番~PW)
ウェッジ:テーラーメイド ミルドグラインド2(50度、54度、58度)
パター:トラスTB1 トラスヒールパター
ボール:TP5 ボール
随時更新される、最新のクラブセッティングはこちら。
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