コロナ禍により、異例の統合シーズンとなった、2020-21の女子ゴルフツアー。優勝者の一覧と傾向や特徴、そして、使用ドライバーについて振り返ります。中古で買えるクラブも増えています。
2020-21統合シーズンの特徴
何と言っても、コロナ禍により、2020年は開幕が見えない状況で始まりました。
2020年のアース・モンダミンカップにて開幕となりましたが、2020年は14試合の開催にとどまりました。
そのため、2021年とシーズンは統合され、52試合という長いシーズンになりました。
東京オリンピックの開催とメダル獲得
2020年の開催予定だった東京オリンピックも2021年に延期。
特に女子ゴルフの場合は、出場選手がこの1年間のランキングで変わりました。
2021年のツアーで怒涛の勝利を挙げた稲見萌寧さんが出場し、銀メダルを獲得です。
若手の躍進とベテランの奮起
もちろん、賞金女王になった稲見萌寧さんとメルセデスランキング1位になった古江彩佳さんの活躍は目を引きました。
稲見萌寧さんが、シーズン9勝で、古江彩佳さんが6勝。
また、2000年度生まれのミレニアム世代より、さらに1歳若い、新世紀世代も躍進です。
レギュラーツアーで戦ったのは、3人ですが、笹生優花さんは、衝撃の国内2連勝から、全米女子オープン優勝まで駆け上がりましたし、山下美夢有さんも、勝ちました。
そして、西郷真央さんは優勝こそなかったものの、2位に7回という実績。
間違いなく、テレビに最も映った選手になりました。
そんな中でも、上田桃子、笠りつ子、菊地絵理香といったベテラン勢も奮起。
また、出産を経て復帰した、若林舞衣子さんの優勝も特筆だったと思います。
しかし、シーズン全体を見ると、1998年度生まれの黄金世代、1999年度生まれの稲見さん、2000年度生まれのミレニアム世代が、間違いなくツアーの主役であったと言えると思います。
女子ゴルフツアー優勝者のドライバー
そんなツアー優勝者のクラブセッティングは気になるところ。
特にヘッドスピードは一般的な男性ゴルファーに近いので、身近な購入候補でもあります。
JLPGAツアー優勝者のドライバー メーカー別
そんなツアーを彩った優勝者のドライバーは以下の通りとなっています。
優勝者のドライバーをメーカー別の視点で振り返ってみます。
まずは、最も優勝者の多かったキャロウェイから。16勝を飾っています。
キャロウェイは16勝と言っても、稲見さんの8勝が効いています。
キャロウェイに続き、9勝となったのが、ダンロップ・スリクソンです。
2020-21シーズンでの躍進はブリヂストン勢。
2019年は契約プロの優勝がなかったのですが、古江彩佳さん中心に優勝です。
その他メーカーでは、渋野日向子さんのピン、原英莉花さんのミズノといったところですね。
2020-21 JLPGAツアー優勝者一覧
各大会の優勝者と生まれ年は以下の通りです。
マーカーで色をつけましたが、黄金世代が黄色、ミレニアム世代が青、稲見世代(イコール稲見さん)が赤です。
2020年レギュラーツアー優勝者
アース・モンダミンカップ 渡邉彩香 1993年度
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 笹生優花 2001年度
ニトリレディスゴルフトーナメント 笹生優花 2001年度
ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント 小祝さくら 1998年度
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 永峰咲希 1995年度
第51回デサントレディース東海クラシック 古江彩佳 2000年度
日本女子オープンゴルフ選手権 原英莉花 1998年度
スタンレーレディスゴルフトーナメント 稲見萌寧 1999年度
富士通レディース 2020 申ジエ 1988年度
樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 西村優菜 2000年度
TOTOジャパンクラシック 申ジエ 1988年度
第36回伊藤園レディスゴルフトーナメント 古江彩佳 2000年度
第39回大王製紙エリエールレディスオープン 古江彩佳 2000年度
JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 原英莉花 1998年度
2021年レギュラーツアー優勝者
第34回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント 小祝さくら 1998年度
明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 稲見萌寧 1999年度
Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 小祝さくら 1998年度
アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 2021 岡山絵里 1996年度
ヤマハレディースオープン葛城 稲見萌寧 1999年度
富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 稲見萌寧 1999年度
KKT杯バンテリンレディスオープン 山下美夢有 2001年度
39th フジサンケイレディスクラシック 稲見萌寧 1999年度
パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント 上田桃子 1986年度
ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 西村優菜 2000年度
ほけんの窓口レディース 大里桃子 1998年度
中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 稲見萌寧 1999年度
リゾートトラスト レディス 勝みなみ 1998年度
ヨネックスレディスゴルフトーナメント 笠りつ子 1987年度
宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 青木瀬令奈 1992年度
ニチレイレディス 申ジエ 1988年度
アース・モンダミンカップ 菊地絵理香 1988年度
資生堂 レディスオープン 鈴木愛 1994年度
ニッポンハムレディスクラシック 堀琴音 1995年度
GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ 若林舞衣子 1988年度
大東建託・いい部屋ネットレディス 申ジエ 1988年度
楽天スーパーレディース 吉田優利 2000年度
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 小祝さくら 1998年度
CAT Ladies2021 小祝さくら 1998年度
ニトリレディスゴルフトーナメント 稲見萌寧 1999年度
ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント 吉田優利 2000年度
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 稲見萌寧 1999年度
第52回住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 西村優菜 2000年度
第48回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 西村優菜 2000年度
日本女子オープンゴルフ選手権 勝みなみ 1998年度
スタンレーレディスゴルフトーナメント 渋野日向子 1998年度
富士通レディース 2021 古江彩佳 2000年度
NOBUTA GROUP マスターズGC レディース 古江彩佳 2000年度
樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 渋野日向子 1998年度
TOTO ジャパンクラシック 古江彩佳 2000年度
第37回伊藤園レディスゴルフトーナメント 稲見萌寧 1999年度
第40回大王製紙エリエールレディスオープン 原英莉花 1998年度
JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 三ヶ島かな 1996年度
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