ニチレイレディスも袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コースが舞台になり、10年以上が経ちました。経験豊かなベテランで技術の高い選手が勝つ傾向の強いこの大会。世代交代が進む女子ゴルフで流れは変わるでしょうか?出場選手や放送予定、見どころの事前記事です。昨年の優勝は、申ジエさんでしたね。
2022ニチレイレディス大会概要
大会名称:ニチレイレディス
開催コース:袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース (6,563 Yards/Par 72)
開催期間:6月17日~6月19日
賞金総額:10,000万円
優勝賞金:1,800万円
出場人数:108人(予定)
決勝進出順位:2R終了時 50位タイまで (予定)
主催:株式会社ニチレイ
大会URL:こちらです。
※1日あたり、5,000人を上限に有観客開催。
2022ニチレイレディス放送予定
テレビ東京系列ですが、あっさりの放送予定です。
見応えを求めるならば、インターネット中継になりますね。
※放送日時順、再放送を除く。
6月18日(土) 13:00~14:30(LIVE)BSテレ東
6月19日(日) 16:00~17:15(録画)テレビ東京6局ネット
6月19日(日) 16:00~17:15(録画)BSテレ東
【インターネット配信】
■GOLFTV・DAZN
6月17日(金) 11:00~15:40(LIVE)
6月18日(土) 10:20~15:25(LIVE)
6月19日(日) 10:00~14:40(LIVE)※表彰式終了まで
2022ニチレイレディス出場選手とペアリング
大会に先立って、主催者推薦選考会が行われました。
本戦出場を勝ち取ったのは、以下の9選手です。
劉依一、髙久みなみ、@淺井美希、@八木涼風、永井花奈、小川陽子、蛭田みな美、西山ゆかり、権藤可恋
出場選手が決まり、3日間大会初日のペアリングが発表されています。こちら。
インターネット中継の初日に映し出されるであろう注目組は、
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注目組の前後に主力選手が組み合わさっていますね。
11組 09:40 淺井咲希、仲宗根澄香、小祝さくら
12組 09:50 三ヶ島かな、堀琴音、西村優菜
13組 10:00 吉田優利、高橋彩華、原英莉花
14組 10:10 山下美夢有、植竹希望、申ジエ
15組 10:20 稲見萌寧、全美貞、鈴木愛
16組 10:30 イミニョン、金澤志奈、青木瀬令奈
尚、出場人数が108人の大会なので、意外とQTランキングでの出場が厳しいです。
ですから、尾関彩美悠さんらは、同週開催のステップアップツアーの出場を選択しています。
2022ニチレイレディスの見どころ
袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コースは井上誠一設計。
何しろ、申ジエさんがこのコースにはめっぽう強い。
例年はラフの野芝がきついので、フェアウェイキープが大切になります。
加えてグリーンが小さいこともあり、ショットの精度も求められます。
とは言え、この3年ほどの傾向を見ると、若手選手の技術向上は目覚ましい。
また、例年に比べてラフの芝は、長くない傾向です。
台頭してきた若手選手か、ベテラン勢か、優勝争いは見どころです。
また、第1回リランキングまで、この試合を含めて4試合です。
ポイント下位の選手は、何としても第1回リランキングをクリアしたいところ。
もちろん、推薦を得られれば、年間で最大8試合が出場できます。
逆に言えば、シーズン序盤から推薦で出場してきた選手は厳しい面があります。
リランキング順位が低くなると、主戦場はステップアップツアーになります。
暫定のリランキングリストはこちらです。
2022ニチレイレディス優勝争いの見どころ
今大会のコースセッティング担当は中野晶プロ。
ちょうど、インターネットの解説も担当していて、「伸ばすセッティング」。
その通りに初日は、佐藤心結選手が64のビッグスコアをたたき出します。
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QT上位で前半戦出場権を得ましたが、ここまで15試合中8試合が予選落ち。
持ち前の飛距離が、上手くかみ合わない日々でしたが、今回は良い流れ。
集中力の高いプレーは、2日目も続き、首位タイで最終日、最終組です。
そして、2日目。
中野晶さんが予想したラインにまでは伸びなかったのですが、首位タイの3選手。
特に2日目は、森田遥さんが、65というベストスコアをたたき出し駆け上がりました。
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森田遥さんは、元々この新袖や鶴舞といったコースには相性が良いタイプです。
持ち前のショートゲームの上手さに加えて、この試合はショットも安定している。
ここは、ツアー2勝目を飾るチャンスだと思います。
さて、同じく最終日、最終組に並んだ3人目は西村優菜さん。
西村さんが普通に実力を発揮できれば、こういったコースやセッティングには強い。
今季は、思いがけず連続ボギーで落としてしまう試合もありました。
しかし、この試合は、持ち前の技術、集中力とも高いです。
さて、優勝争いですが、伸ばすセッティングの中でどこまでいくか?
上位陣を見る限り、-14までは最低限伸ばしそうです。
もしかすると、-16までいくかもしれません。
-16までいくとすると、優勝争いは最終組の3人と稲見萌寧さんの4人による争い。
-14までで混戦となると、-7までの9選手にチャンスは残りそうです。
優勝争いを演じるであろう、最終3組のペアリングです。
10組 09:30 金澤志奈、ささきしょうこ、稲見萌寧
11組 09:40 佐藤心結、西村優菜、森田遥
勝負の展開、そしてメンバーとも大変面白く、楽しみな最終日です。
佐藤心結さんが勝つと、もちろんルーキーでの優勝は一番乗り。
加えて、18歳以下での優勝は、史上6人目となります。
(天候:曇り 気温:24.1℃ 風速:3.5m/s)
《グリーン=スティンプ:11フィート コンパクション:23mm》
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