上達へのメンタルコントロール

ゴルファーに限ったことではないのですが、メンタルが強いとか弱いとか言われます。
また、自身でも強い、弱いと自覚される方も多いかと思います。
ここでは、私が実践している、メンタルコントロールについて書いていきます。

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メンタルに強い弱いは程度問題

メンタルに強い、弱いは、絶対的な指標ではなく、本人の意識であったり、他人から言われることです。
ですから、人から言われる相対的なことだとも言えます。
極論を言えば、強いと思えば強いし、弱いと思えば弱いのだと言えます。
では、違いはどういったところに出るのでしょう?

朝一番のティーショット

これは、ツアープロでもそうですが、程度の差はあれ、緊張するものです。
上級者になるほど、高いレベルのショットを打たなければならないという観念に襲われます。

しかし、どうでしょう?
必ずしも、良い当たりをする必要なんて、どこにもないのです。

それが、一生をかけた、年に一度のプロテストとかだったら、緊張の度合いは高いでしょう。
しかし、我々アマチュアだったら、競技ゴルフで優勝争いをしていたって、別に、その時にナイスショットを打たなければならないなんてことはありません。

最初の1打は、70打なり80打を打つ中では、たったの1打です。
また、例え、その日一日が全くダメでも、そんな日もあると考えてみませんか?
挽回のチャンスは、ミスショット以降、いくらでもあるのです。
ましてや、エンジョイゴルファーであれば、ミスショットが出ることはは普通です。

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ミスショットにこだわらない

ミスショットには原因があるものですが、あまりラウンド中に分析しても良いことはありません。

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大切なのは、反省することより、次のショットだけに全意識を持っていくことです。
過去は取り戻せない、そして、その日のプレーすべてをコントロールなんてできないのです。

背伸びしたショットやスコアを狙わない

プレッシャーとは、身の丈以上の結果を期待することから生まれます。
「ここで、ナイスショットをしたい!」、「ここは絶対にパーで上がる!」また、ツアープロであれば、「このホールはバーディー必須」と思うかもしれません。

集中力につながる一定の緊張感は必要ですが、過度な期待は、逆効果でしかありません。
自分の腕前を自覚すれば、大雑把に言って、ショットは、「良い」、「悪い」、「まぁまぁ」の3つにしか分類できないのです。
プロでなければ、いや、プロでさえも、基準は、「まぁまぁ」だと思います。

スコアメイクは無理のない範囲で

ですから、スコアメイクで大切になるのは、自分の腕前の中で、最善を尽くすに尽きると思います。
分かりやすく、アベレージ90の人であれば、調子が良ければ、80台ですし、悪ければ、100を叩くこともあるでしょう。
プロだって、80を叩くことは、普通にあるのです。

パー5の2打目で、残り200ヤード。
最高の当たりをすれば、2オン。
失敗すればもれなくOBといった状況で、どう判断するのかが、スコアメイクの分かれ目です。

メンタルに弱いなんて無い

ここまで書いてきた通り、メンタルが弱いなんて言葉は、ほぼ幻想に近いと思います。
自分の期待値や人からの期待値が高すぎるので、過度に緊張することから生まれると思います。
できることは1つだけ。
自分の次の1球のプレーに集中することだけです。

何を最も大切に考えるべきか?

次の1球に集中するということは、前のミスショットは忘れるということです。
そして、目の前のショットも、最高の当たりが出るとは思わないことです。
そんなことを考えるより、自分のリスムやテンポ、バランスだけを考えてプレーに臨む、これに尽きると思います。

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